高級腕時計の中には、製造本数や販売地域、販売時期が限られている「レアな」時計がたびたび登場します。本連載では、数々の腕時計を見てきたプロフェッショナルが厳選する、レアな腕時計を写真とともにお届けします。
今回は、現行モデルからヴィンテージモデルまで造詣深いロデオドライブ横浜関内店の中嶋研一さんに「パネライ LUMINOR DUE LUNA GOLDTECH PAM1181」を紹介してもらいました。
パネライ LUMINOR DUE LUNA GOLDTECH PAM1181 (218万円)※
レア度:★★★☆☆
どんな腕時計?
1990年代に巻き起こった「デカ厚」ブームの火付け役としても知られるパネライとしては小ぶりな38mmケースサイズを採用し、フラッグシップのルミノールシリーズにおいて新たなスタイルを確立したPAM1181。
力強さと美しさが際立つ独自のゴールドテック素材を採用した特徴的なケースに、マザー オブ パールと呼ばれるシェルダイヤルを組み合わせて、独自の世界観を表現。その見目麗しいルックスは、まさにイタリアの貴婦人と呼ぶにふさわしい気品にあふれています。また、ケースに格納されるキャリパーP.900/MPは厚さ4.2mmと自社製ムーブメント最薄を誇るなど、パネライの技術力も光ります。
スタッフに聞いた、この腕時計がレアな理由
特徴的なリューズプロテクターなどパネライらしさはしっかりと継承しつつも、38mmケースサイズにシェルダイヤルの組み合わせ、3時位置にはムーンフェイスも配されます。この赤いベルトも相まってパッと見は非常に女性的な印象が強いので、パネライもかなり女性を意識して作ったんだろうなと想像させるモデルですね。
現在も生産中のモデルですが、実物を目にする機会は非常に少ないです。仮に正規店で買うと300万円を超える価格となるのですが、同じ価格帯であれば、ロレックスやカルティエなども当然、選択肢に入ってきます。
そのなかで、あえてこの時計を手に取るのはパネライが好きな方か、もしくはしっかりと自分というものを持っている方です。そういう方は、なかなか手放さないでしょう。そう考えれば、今後も流通量が増えるということはなかなか難しい時計だと思います。





