銀座のクラブに勤務する筆者が「ちょっと残念なおじさん」をご紹介します。
今回ご紹介するのは「カネカネしてる女は嫌いなおじさん」です。
1度お金で買った女が無料でなにかしてくれることは基本的にはありません
例えば、デートだと思っていた食事がただの同伴でガッカリしたり、じゃあ今度はお店の休業日にデートに誘えばいいんだとひらめいて誘ってみたら断られてやっぱりガッカリしたり、ガッカリしたのでもうお店には金輪際行かないけれどLINEだけは付き合ってもらっていたら最近はそのLINEさえもそっけないものになりさらにガッカリしたおじさんが
「カネカネしてる女は嫌い」
と言い出すのを何億回も見てきたのですが、そのたびに思うのです。「1度有料で楽しんだサービスが2回目以降なぜか無料になる」なんてことは絶対にないのにこいつら何言ってんだろうって。1度お金で買った女が無料でなにかしてくれることは基本的にはありません。南無。
しかも、お金を払うべき場所で「お金の話をするな」と言うこと自体は「カネカネしていない」扱いなんですね。不思議です。
こうして今日も絶対に同伴したいホステスと絶対に同伴したくないおじさんの戦いは終わらない……。
それがTPOというもの
その日はたしか金曜日で、師走の超繁忙期でした。数週間前にお客様から「ワインとジビエでもどう?」と素敵すぎるお声がけがあり、当日はヘアメイクを済ませ、18時に会員制のレストランへ向かいました。
そこで美味しいワインとジビエをご馳走になり、20時になったところで「では、そろそろお店へ」と彼に声をかけました。すると、
「え?!同伴なの!?」
「聞いてないよ」
「どうしても同伴じゃないとダメ!?アフターなら行けるんだけど」
と、おじさんは困惑。
18時の銀座でバッチリヘアメイクまでした女と食事をするなら、それはすなわち「同伴」です。それがTPOってもんです。
プロのおじさんは言われなくてもわかってる
今回は「カネカネしてる女は嫌いなおじさん」について紹介しました。
こんなことを言い出すといかにも懐古厨でイヤになるのですが、昔は「18時の銀座でバッチリヘアメイクまでした女と食事をする=同伴」なんてことをわざわざ言われなくたっておじさんたちはちゃーんとわかっていたんです。暗黙のルールがあって、言わなくてもいいことは言わなくてもよかったんです。「カネカネ」なことをわざわざ言葉にする必要がなかったんです。
そんなプロのおじさんたちが絶滅危惧状態にある今日この頃を憂いています……。


