サントリーフラワーズは10月20日、青い色素を花弁にほぼ100%含む青いバラ「SUNTORY blue rose APPLAUSE」を、首都圏・京阪神地区および愛知県で、11月3日から発売を開始すると発表した。
SUNTORY blue rose APPLAUSEは、サントリーホールディングスとオーストラリアのフロリジン社(サントリーグループ出資100%)が共同で開発に成功した、世界で初めて青い色素を花弁にほぼ100%含む「青いバラ」。
その名称には、人生のさまざまな局面で、「夢を叶えた人」あるいは「夢に挑戦する人」を勇気づけ、拍手喝采を贈るという想いを込め、英語で「喝采」の意味を持つ「APPLAUSE(アプローズ)」と名づけられたという由来がある。
バラの開発の歴史は古く、赤・白・ピンク・黄色など様々な色が存在しているが、バラにはもともと青色色素「デルフィニジン」がないことから、「青いバラ」は"不可能の代名詞"とも言われてきた。
両社は1990年からバイオテクノロジーを用いた共同研究を開始し、パンジーの青色遺伝子をバラに導入することで、2004年に「青いバラ」の開発に成功した。2008年には、カルタヘナ法(遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物多様性の確保に関する法律)に基づく承認を得たうえで、生産・流通・販売体制を整え、今回、研究開始から約20年かけて販売に至った。
価格はオープンで、参考価格は2,000円から3,000円程度。