タブレット端末、ノートPCからウェアラブル製品やワイヤレスイヤフォンなど、幅広いラインナップを展開しているファーウェイ。そんな同社から、昨年11月に本格ゲーミングディスプレイ「HUAWEI MateView GT 34-inch スタンダードエディション」、「HUAWEI MateView GT 27-inch スタンダードエディション」の発売が発表されました。
それぞれ特徴がありますが、そのなかでも共通点は曲面ディスプレイを採用することで、映像に包み込まれるような没入感を実現していること。また、ファーウェイならではの高い性能も魅力です。今回「HUAWEI MateView GT 34-inch スタンダードエディション」の実機を借用したので、特徴を解説しつつ、実際の使用感をレビューしていきましょう。
「HUAWEI MateView GT 34-inch スタンダードエディション」最大の特徴は、大画面34インチ(3,440×1,440ドット)、アスペクト比21:9のパノラマビュー、1,500Rのパネル曲率による没入感の高さです。実際に本製品を目の前に置いてみると、画面に包み込まれるよう。ゲームをプレイしたり、映画やミュージックビデオなどを鑑賞する際には、その世界に吸い込まれたような錯覚すら覚えます。設置するスペースがあるのなら、湾曲ディスプレイにとって34インチというサイズは最適解といえるでしょう。
ゲームや動画などのエンターテイメント用途だけでなく、ビジネス用途にも本製品の34インチスーパーワイドスクリーンは活躍してくれます。大画面によりテレワーク時のオンライン会議の臨場感が向上しますし、21:9のアスペクト比は3つのウィンドウを横に並べての作業が快適です。個人的には、ビジネス用途のほうがスクリーンの大きさの恩恵を感じたぐらいでした。
ゲーミングディスプレイで重要なスペックが「リフレッシュレート」。「HUAWEI MateView GT 34-inch スタンダードエディション」は最大165Hzのリフレッシュレート、4msの応答速度を実現しており、最新3Dゲームなどを滑らかな映像でプレイ可能です。もちろん敵の素早い動きにも超低遅延で追従します。1度165Hzのリフレッシュレートでゲームをプレイしたら、一般的な60Hzのディスプレイには戻れないほどの違いがありますよ。
画質という点でも「HUAWEI MateView GT 34-inch スタンダードエディション」はハイレベル。本製品のVA液晶パネルは、DCI-P3カバー率90%、輝度350cd/m²、コントラスト比4,000:1、色数10.7億色、色精度ΔE < 2、HDR対応、テュフラインランド認証(低ブルーライト、フリッカーフリー)というスペック。広い色域をカバーしつつ、HDRコンテンツの再生もサポートしているので、立体感さえ感じられるようなリアルな映像体験を楽しめます。
ゲーミングディスプレイならではの機能が「ゲームアシスタンス」。映像が暗い場面でも対戦相手を見つけやすくするために明るさなどを増幅する「ダークフィールドコントロール」、照準を常に表示する「十字線」などの機能が実装されています。対戦ゲームで勝率を上げるための有効な「武器」となってくれるはず!
操作性も良好。ディスプレイ下部に5方向のジョイスティックが装備されており、OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)で設定メニューを簡単に操作できます。ジョイスティックの操作感、わかりやすい設定メニューは、ていねいな作りのファーウェイ製品ならではのものです。
設置スペースの都合で「HUAWEI MateView GT 34-inch スタンダードエディション」を断念せざるを得ない方にぴったりなのが、「HUAWEI MateView GT 27-inch スタンダードエディション」。サイズが27インチ、アスペクト比が16:9、解像度が2,560×1,440ドット、色数が1,670万色という点は異なります。しかし、それ以外のリフレッシュレート165Hz、DCI-P3カバー率90%、輝度350cd/m²、コントラスト比4,000:1、色精度ΔE < 2、HDR対応、テュフラインランド認証(低ブルーライト、フリッカーフリー)という点は共通しています。
コンパクトかつ、手頃な価格のゲーミングディスプレイを求めている方に、27インチの「HUAWEI MateView GT 27-inch スタンダードエディション」はもってこいの1台です。
「HUAWEI MateView GT 34-inch サウンドエディション」は、「HUAWEI MateView GT 34-inch スタンダードエディション」のステレオサウンドバー搭載モデル。映像部分の基本スペックは同一ですが、スタンドと一体化したデュアル5Wスピーカー「ステレオサウンドバー」、音声をクリアにキャッチする「360°デュアルマイクシステム」、タッチ操作で音量を調節できる「タッチボリュームコントロール」、データ通信・ビデオ伝送・USB Power Delivery充電に対応するUSB Type-C端子が搭載されています。
現在、ファーウェイが販売しているゲーミングディスプレイは以上3機種。いずれもゲーミングディスプレイで最も重要なリフレッシュレートはすべて最大165Hz。 なので、ゲーミングヘッドセットやスピーカーと組み合わせるなら「HUAWEI MateView GT 34-inch スタンダードエディション」、「HUAWEI MateView GT 27-inch スタンダードエディション」、外付けスピーカーなしにスマートに設置したいなら「HUAWEI MateView GT 34-inch サウンドエディション」がオススメでしょう。
3機種とも比較的お手頃価格ながら、品質はさすがのファーウェイクオリティー。初めてのゲーミングディスプレイ選びの際にぜひチェックしていただきたい製品です。
「HUAWEI MateView GT 34-inch スタンダードエディション」についてはコチラ
「HUAWEI MateView GT 27-inch スタンダードエディション」についてはコチラ
「HUAWEI MateView GT 34-inch サウンドエディション」についてはコチラ
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