7月3日(現地時間)よりポーランド・ワルシャワで開催されている、マイクロソフト主催の国際ITコンペティション「Imagine Cup 2010」の続報をお届けする。7月5日、組み込み開発部門の日本代表チーム、東京工業高等専門学校のチームCLFSが"ベスト10"に選出され、準決勝へと進むこととなった。

2次ラウンド進出チームが発表され、東京高専チームのCLFSが無事第一関門の突破を果たした

国際ITコンペティション『Imagine Cup 2010』レポート

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大会2日目となる7月4日、ソフトウェアデザイン部門および組み込み開発部門のコンペティション「ラウンド1」が終日かけて行われた。

この日の朝、全参加チームはグループ分けされ、「ラウンド2(準決勝)」進出をかけて、審査員の前で各プロジェクトのプレゼンテーションを行った。最終チームのプレゼンは、夜の8時半にまで及んだが、その1時間後には選考結果発表。早くもそれぞれのチームの明暗を分けることとなるアナウンスが行われたというわけだ。

CLFSは、昨年のエジプトでの決勝大会にも参加したが、その時はラウンド1で敗退し、涙をのんだ。リベンジをかけた今年、昨年同様の、母子手帳にヒントを得たプロジェクト『Electronic Maternal and Child Health Handbook』で挑み、まずは第1関門を突破した。5日に行われる準決勝に臨むこととなる。

東京高専CLFSのプレゼンテーションの様子

一方のソフトウェアデザイン部門のPAKEN(筑波大学付属駒場高校)は、同部門で準決勝進出となる"ベスト12"に選出されず、惜しくもここで日本代表として今年の目標としていた"ベスト6"への夢は断たれることとなった。

筑駒PAKENは、68チームが集う文字通りの激戦区、ソフトウェアデザイン部門にチャレンジ。チームワークのよい堂々たるプレゼンを披露したが、2次ラウンド進出とはならなかった

なお、組み込み開発部門15チームから選出されたベスト10は、台湾、韓国、米国、ブラジル、イギリス、日本、ロシア、ルーマニア、ドイツ、フランスの10チーム。ソフトウェアデザイン部門68チームから選出されたベスト12は、マレーシア、フィンランド、ウクライナ、セルビア、マルタ、モロッコ、シンガポール、ドイツ、タイ、クロアチア、ニュージーランド、ブラジルの12チームとなる。部門ごとのプレゼンテーションが、5日朝10時から行われ、同日夕刻には決勝に進む6チームがそれぞれ決定する。

日本チームのプレゼン内容については追ってレポートする。

『Imagine Cup 2010 Poland』大会の模様はこちらでチェック!

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