サムスンが2025年12月12日に韓国で発売した同社初の3つ折りスマートフォン「Galaxy Z TriFold」ですが、筆者も当日ソウルのサムスンストアで購入してきました。本器のクイックフォトレビューはすでに記事が掲出されてているので、筆者は既存の2つ折りスマートフォン、「Galaxy Z Fold7」との比較を行ってみました。
まずは正面から見たところ。以下の写真は左がGalaxy Z TriFold、右がGalaxy Z Fold7となります。どちらも6.5インチディスプレイを搭載し、ぱっと見るとほぼ同じに見えます。なお縦横のサイズは前者が159.2×75.0mm、後者が158.4×72.8mmです。
本体の厚みは大きく差があります。Galaxy Z TriFoldは12.9mm、Galaxy Z Fold7は8.9mmで、4mmも違います。なお、これはほぼディスプレイ1枚分の厚みです。こうしてみるとGalaxy Z TriFoldはかなり厚いのですが、2024年発売のGalaxy Z Fold6は12.1mm、2023年のGalaxy Z Fold5は13.4mm。2年前の2つ折りスマートフォンよりも薄いのです。
本体を開いた状態では、Galaxy Z TriFoldは1枚を開いても見える画面はボケた表示になって使えません。開いて使うにはもう1枚を開く必要があるわけです。Galaxy Z Fold7は一度開くだけで全画面が使えるので、本体の開閉に関してはFold7のほうが使いやすいところです。また質量はGalaxy Z TriFoldが309g、Galaxy Z Fold7は215gで、この差はかなり大きいです。実際に持ってみると、TriFoldはずしりと重く感じます。
そしてGalaxy Z TriFoldを完全に開いた状態で比較します。10インチの大画面が現れ、完全なタブレットとして使えるわけです。この時のサイズは159.2×214.1mmで、このクラスのタブレットとしては小さく感じられます。
厚さの比較は、Galaxy Z TriFoldの最薄部が3.9mm、Galaxy Z Fold7の4.2mmよりかなり薄めです。なおGalaxy Z TriFoldの真ん中のアウトディスプレイ部分は4.2mm厚で、Galaxy Z Fold7と同じになります。
では、開いた時の画面の表示体験はどのように異なるでしょうか? Galaxy Z TriFoldは10インチ4:3、Galaxy Z Fold7は8インチでほぼ正方形(1 ,968×2,184ピクセル)です。4:3で撮った写真を前者は全画面表示できます。しかし、後者は全画面にすると全体を収めることができません。16:9の動画を見る際もGalaxy Z TriFoldのほうが上下の非表示エリアが狭く、高い没入感を得られます。
また、分割画面表示も、Galaxy Z TriFoldは1+2の3画面表示が無理なく行えます。上下分割した2つの画面も約4:3で表示できるため、動画を流しっぱなしにして他の2画面で別の作業をすることもやりやすいのです。縦向きに持った時でも使いやすいと感じます。
2つのモデルを比較してみると、完全に開いた時のユーザー体験はより大きな画面が使えるGalaxy Z TriFoldに軍配が上がります。一方で開く手間が1つ増えるのを考えると、Galaxy Z Fold7は手軽に大きい画面を楽しめるという機動性があります。両者は同じ折りたたみスマートフォンでありながらも、異なるベクトルを向いた製品だと感じられます。
しかし、普段、閉じて持ち歩く場合は、Galaxy Z TriFoldの300gを超える質量は、やはりかなり重さがあると感じられます。純正のケースを付けると質量は350gにもなるため、一般的なスマートフォン2台分以上の重さになるわけです。今後2つ折りスマートフォンも薄型軽量化が進むでしょうが、3つ折りスマートフォンも今後のモデルでさらなる軽量化を図ってほしいと感じます。










