こんにちは、阿久津です。Windows 10 バージョン20H2の「設定」には、サインインしているユーザーやコンシューマー版OneDrive、Windows Updateの状態を示すヘッダーが加わりました。正確には同バージョン20H2のリリース前後で機能が加わり、同バージョン2004や同バージョン1909でも確認できます。

  • Windows 10 バージョン20H2から加わった「設定」のヘッダー

デスクトップ領域が狭い環境では使い勝手が悪くなるという意見もあれば、各アイコンがリンクを兼ねているため、筆者のように便利に使っているユーザーも少なくありません。それでもヘッダーが不要だと感じるユーザー向けに、今回は「設定」のヘッダーを削除するチューニングをお送りしましょう。

1. レジストリエディターを起動し、HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FeatureManagement\Overrides\4\4095660171キーを開きます(ない場合は作成します)。
2. DWORD値「EnabledState」を作成し、データを「1」に変更します。
3. DWORD値「EnabledStateOptions」を作成し、データを「1」に変更します。
4. レジストリエディターを終了させ、Windows 10に再サインインします。

以上でチューニングが完了しました。「Win」+「I」キーを押すなどして「設定」を起動しますと、ヘッダーが非表示に切り替わったことが確認できるでしょう。

  • チューニング後の「設定」。ヘッダーが非表示になります

「設定」のヘッダーはWindows 10 Insider Previewで以前からA/Bテストが行われており、この他にもMicrosoftアカウントのリワードポイントや、筆者は未確認ですがWebブラウジング環境の状態を示すアイコンが加わる環境もあります。

  • Windows 10 Insider Previewの「設定」。バージョン20H2にはないリワードポイントが確認できます

最新のWindows 10 Insider Previewにも、ヘッダーを非表示にするオプションは用意されていません。ですが、Microsoftへフィードバックすることで、そのオプションが加わる可能性があります。それでは、また次回お目にかかりましょう。