「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。

以前の記事でも紹介したPIN(暗証番号)のリセット方法だが、前回はサインインした状態を前提にしているため、「PINを忘れた」場合に対処できない。だが、現在のWindows 10はロック画面からPINをリセットする機能を備えている。今回はこの手順を紹介しよう。

今回の操作はMicrosoft Authenticatorを用いているが、パスワードで認証する場合はメールや電話によるID確認が必要になる。

  • ロック画面の「PINを忘れた場合」をクリック/タップする

  • 「通知の送信」ボタンをクリック/タップしてMicrosoft Authenticatorに通知を送る(モザイク部分はアカウント用のメールアドレス)

  • ディスプレイにはサインインに用いる数字が現れる

  • スマートフォン側で同一の数字をタップする

  • 確認をうながされるので「続行」ボタンをクリック/タップし、PINのリセット操作を継続する

  • 再び認証を求められるので、Microsoft Authenticatorに通知を送信し、スマートフォン側で認証を行う

  • 認証後はPINの再設定が可能になるので、2カ所に同じ番号などを入力し、「OK」ボタンをクリック/タップする

なお、Windows 10にサインインした状態でPINをリセットするには、「設定」の「アカウント/サインインオプション」から「Windows Hello暗証番号(PIN)」から操作を行う。

  • 「Windows Hello暗証番号(PIN)」→「PINを忘れた場合」と順にクリック/タップする

PINはデバイスに格納し、ポリシー設定に応じて複雑性を増すことが可能なため、パスワードよりも安全である。だが、ユーザー固有の生体認証に勝るものではない。対応外付けカメラによるWindows Hello顔認証や、USBポートなどに指紋スキャナーを取り付けると使用可能なWindows Hello指紋認証の利用を強くおすすめする。