「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。

Windows PowerShellで一括登録

筆者がインタビューや発表会などで使用するメインPCはSurface Pro 7だが、プライベートな会合に出席する際は手軽なSurface Go LTE Advancedを用いている。後者の場面は月1程度のため、必然的に使用頻度は低く、タイプカバーを開くと何らかのトラブルに遭遇してしまう。

  • UWPアプリを更新するためのMicrosoft Storeがグレーアウトしている

今回は「Microsoft Store」がグレーアウトし、当然ながら使えない状態だった。他のUWPアプリであれば、アンインストールしてMicrosoft Storeから再インストールする回避策もあるが、Microsoft Store自身が使用不可ではらちがあかない。確認してみると、他のUWPアプリも動作に支障が見られるため、今回はWindows PowerShellを使うことにした。

  • 「Win」+「X」キー→「A」キーと順に押すか、スタートを右クリック/長押しし、「Windows PowerShell(管理者)」をクリック/タップする

  • 下記囲みの内容をコピー&ペーストし、「Enter」キーを押す


Get-AppXPackage -AllUsers | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)¥AppXManifest.xml"}

Get-AppXPackageコマンドレットでインストール済みパッケージを列挙し、Add-AppXPackageコマンドレットで再登録を行っている。インストール済みパッケージ数によって所要時間は異なるが、Intel Pentium Gold 4415Yプロセッサを載せたSurface Go LTE Advancedでは、3~4分かかった。

処理終了後にWindows 10を再起動すれば、トラブル発生前と同じように各UWPアプリが使用可能になる。読者諸氏も同様のトラブルに出会った場合は本Tipsを試してほしい。

阿久津良和(Cactus)