週末の夜遅くに掲載している「今週のデジタル編集部」。普段の誌面からはちょっとそれまして、編集後記をお送りします。 |
公開からだいぶ経ってしまいましたが、ようやく『名探偵コナン 黒鉄の魚影』を鑑賞できました。生まれて初めてカッコいいと思った女子キャラが灰原哀ちゃんだったため、最近の黒の組織の動向は「安室さんがバーボン」くらいしか知らないところからどうにかアップデートして“潜水”。予習の効果は抜群で、黒の組織との駆け引きの中にいつものメンバーと哀ちゃんとの人間模様を過不足なく描いた秀作でした。とはいえ、原作を読んだことがあれば、公式サイトの人物相関図だけ見た状態でも全然いけると思います。なので気になってるけどまだな人はぜひ観てください。単品で十分楽しめます。
(推しの子が灰原アイな編集S2)
©2023 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
今週はGoogle I/O 2023があり、Pixelシリーズの新製品が3機種も発表されました。基調講演は2時間におよぶ長尺でしたが、これだけの新製品ラッシュにもかかわらず、実はPixelの話題はラスト30分ほどという駆け足っぷり。やはり今年はAI関連の話題に発表時間の大部分が割かれており、Google的には焦りもあるのかなという印象でした。
3つの新機種のうち、お手頃価格の「Pixel 7a」はかなりオススメ。発売前から少し試用させていただいた感想としては「これが安く買えるならPixel 7の立場なくない?」というほどの完成度に驚きました。前モデルのPixel 6aとの比較記事や上位モデルのPixel 7との比較記事もご用意しましたので、検討中の方はぜひ参考までに。
なお、Google I/O 2023関連で一番心に残った出来事は、基調講演を見終えてあらかじめ用意した記事をせっせと掲載していく作業の真っ最中(早朝4時ぐらい)に緊急地震速報が鳴り響いたこと。ちょうどその比較記事のために大量のスマートフォンが手元にある状況だったため、大迫力のサラウンド再生でした……。
(モバイル担当・細田)
バルミューダの携帯端末事業、終了ですか……。価格面や不具合などいろいろ言われましたが、発表会をはじめ開発取材もしてきた身としては、やっぱり残念です。BALMUDA PHONEで蓄えた知見は今後のIoT分野やアプリ分野で生かすとのことなので、いい意味で次の「おもしろい」「変な」製品に期待したいと思います。バルミューダのほかにも、日本の新興系メーカーにはがんばってほしい!
(林)
キヤノンが新趣向のVlog動画カメラ「PowerShot V10」を発表しました。本体のみで自立でき、スタンドが持ち手になるなど、これまでのカメラやスマホの不満点を巧みに解消しているのが目を引きます。キヤノンは比較的保守的なイメージがありましたが、カラビナ型カメラ「iNSPiC REC」や望遠鏡型カメラ「PowerShot Zoom」などの新機軸カメラシリーズは熱い製品ばかりでイイですね。発表会を取材したモバイルジャーナリストの富永彩乃さんは「ホワイトモデルが絶対ほしい」と中の人に猛プッシュしていましたので、ホワイトモデルが出たら彩乃さんの功績かもしれません…!?
(編集部・磯)
取材で動画を撮る機会が増えたこともあって、私物のカメラをα7 IIIからZV-E10に換えました。イマドキの「VLOGCAM」というカテゴリに含まれる機種なだけあって、動画撮影のしやすさは前の機種から格段にアップ。ただ、SDカードは2枚入らないし、静止画/動画モードの切り替えはややもたつくところがあって、総合的な使い勝手はやはり上位機に軍配が上がります。あと、久々のAPS-C機ということでフルサイズよりも狭い画角にまだ慣れません。静止画用のα7 IIIと、動画特化でCinema Line FX30の2台持ちがやはりベストだろうか……などと夢想するこのごろです。
(動物園で動きの早い生き物を撮るのが楽しい編集RS)
GWは、イケアのカラックス棚に自宅PCを収めるべくPCケースの小型化に挑戦。MicroATXをabeeのキューブ型ケースに組み込んだんですが、サイズかっちりでシビアな入れ具合&クーラーも高さが低いものに付け替え、無線LANカードの設置もギリギリ。しかし最終的にはうまいこと収納できてよかったです。
(編集むらたか)