バルミューダは5月12日、携帯端末事業の終了を決定したと発表した。アクセサリーを含めた発売済製品の販売は当面継続し、サポート体制にも変更はない。

  • BALMUDA PHONE

    BALMUDA PHONE

家電製品を中心に展開してきた同社は2021年5月、携帯端末事業への参入を発表。同年11月に第1弾となるスマートフォン「BALMUDA Phone」を発売し、ソフトバンクへの納入に加え、SIMフリーモデルの販売も行った。

直近の動向としては、2月10日に開催された決算説明会において、第2弾として準備を進めていたスマートフォンの開発を断念したことを明かした。しかし、その際には別の次期製品の開発もスタートしているとして事業継続の姿勢を見せていた。

撤退を決めた理由については、「昨今の原材料価格の高騰と急激な円安の進行により様々な条件が整わず開発続行が困難となり、今後の事業全体を総合的に検討した結果、携帯端末事業の終了を決定した」と説明している。