何故回転寿司屋は燃えやすいのか。
一見新書のタイトルだが経済的知見が得られる予感はゼロだ、しかし回転すし屋が燃えやすいのは事実である。
建材が松ぼっくり製など、物理的に燃えやすいという意味ではなく、いわゆる「炎上」が起こりやすいということだ。
だが、回転すし屋はユーカリみたいに自然発火しようとしているわけではなく、どちらかというと火をつけられる側だ。
イーロンに対して言いたいことは山ほどあるし、まずは私のSpaceX株が買って以来ずっとマイナスであることを伝えたい。
だが、今この瞬間はTwitterをXに変更されたことで「バカッター」という言葉が使いづらくなったことに激怒している。
あれほど端的に「迷惑行為動画がTwitterで拡散され人生を半焼させた人」を表した言葉はなかった。
今はバカッターと書いた後「今はXなんだがTwitterだったころに」と注釈を入れる必要があり、あまりにもダルい。イーロンは書き手と読み手のグルーヴを考慮してないにもほどがある、あいつの客席はいつも冷え切っているに違いない。
逆に言えばTwitterがXになるほど時が経ったのに、未だに回転すし屋は迷惑行為動画撮影の現場になりやすいということだ。
回転寿司ならではの「やらかしやすさ」
刑事告訴や多額の損害賠償請求など、すし屋側の毅然とした態度がニュースになることも増えたため、さすがにもうやる人間はいないだろうと思うかもしれないが、毎年コンスタントに現れては訴訟や警察沙汰になっている。
そして、何故回転すし屋が事件現場になりやすいかというと諸説あるが、まず「リーズナブル」という理由がある。 いきなり「貧乏人は頭も悪けりゃ民度も低い」という、出してはいけない結論を出そうになってしまっているが、そういう意味ではない。
安価かつ集団でも行きやすいため学生など「若者グループ」でも入りやすい店ということであり、若者であればその場のノリで行き過ぎた行動をとってしまうこともある。
そして回転すし屋には「俺のじゃない飲食物に手を出しやすい」という特徴がある。
ファミレスなど安価で若者が集いやすい店は他にもある、しかし「他人のミラノ風ドリアを強奪」などはどれだけノリが良くてもやりづらい。
ガストのおキャット様ロボットを襲撃して他人の注文物に悪戯することもできるが、それは裁判なしの極刑だと中学生でも理解できるだろう。
片や回転すし屋は、レーンに乗っている自分のものじゃない寿司に手を出し戻すというNTRを仕掛けやすいし、しょうゆなど机に出ている共有物に執拗なボディタッチをすることもできる。
つまり、回転すし屋のシステムが、他の飲食店よりバカッター(注釈略)行為を誘発しやすいのではないかということだ。
だが、今年になって43歳の男が短期間で2回も回転すし屋への迷惑行為でお縄になっているため「若者がやりやすい」の部分は要検討になってしまった。成ったと思った瞬間にひっくり返されるのが研究というものなのだろう。
また最近では、某回転すし屋チェーンにて、ネギトロが大盛りになっている軍艦の写真を客がSNSにあげたところ、そんなことは一言も言っていないのに「閉店時間間際だから大盛りのサービスを受けた」と曲解され「こんな写真をSNSにあげたら勘違い野郎が閉店間際に押し寄せて店に迷惑だろ」という勘違い情報が拡散してしまっていた。
ちなみに大盛りは特別サービスではなく、店公式のキャンペーンだったようだ。
何もしてないのに火をつけられ、良かれと思ってやったことにも火がつく、春から秋にかけてのカリフォルニアレベルに厳しい場所だ。
しかし、回転すし屋とて客に火をつけられてばかりではなく「今度は俺たちがお前らに火をつける番だ」と襲い掛かってくることもある。
そんな「逆襲」のためでないことは明白だが、現在某回転すし屋チェーンが、ちいかわの景品で炎上しているのは事実である。
この回転すし屋チェーンは、食べた皿数に応じてくじが引けるのだが、景品の中にあるフィギュアだけがどうやっても当たらないと当初から話題になっていた。
SNS上などで当たった人が見当たらないのに対し、メルカリではこのフィギュアが転売されていたため「すし屋側がフィギュアを着服転売している」という疑惑が浮上したのだ。
さすがにそれはと思われたが、レアな景品を抜いていた店員は本当に存在していたようで、それを理由にコラボの中止にまで発展した。
そういえば「バカッター」とは別に、バイトが店内で迷惑行為を行いその様子を何故かネットに上げる「バイトテロ」も飲食店が抱える脅威の一つだ。
まさに前門の虎後門の狼、特に回転寿司屋は便秘と外痔核が同時に襲ってきている状態である。
回転寿司屋は庶民の味方であり頑張っている、客として訪れる際はせめて行儀よくしたいところだ。