マイナビニュースの姉妹サイトであるiPad/iPhone専門情報サイトiPad iPhone Wire」より、オススメのiPad/iPhoneアプリをご紹介するこの連載。今回ご紹介するのは、iTunes Rewind 2011のベストiPhoneゲームに選ばれた『Tiny Wings』。簡単な操作で楽しめる、シンプルながら熱中してしまうゲーム性が魅力だ。

画面とタッチする/離すだけの簡単な操作

『Tiny Wings』は"スーパーマリオブラザーズ"や"ロックマン"などと同じ横スクロールアクションゲーム。主人公の鳥を動かし、各ステージで高得点を目指す。アプリの名前の通り、"主人公の鳥は羽が小さくで自分で飛ぶことができない"という設定になっており、坂道を利用しながら加速することで遠くまで飛ぶことができる。操作は非常に簡単で、画面をタッチすれば鳥が急降下するので、下り坂に合わせて画面をタッチして加速、上り坂に差しかかったら指を離してテイクオフするという仕組みだ。横方向へは自動で進むのでプレイヤーが操作する必要はない。

ロード画面とホーム画面。全体的なビジュアルのテイストとして、クレヨンで描いたような質感のどこか懐かしいデザインだ

操作は簡単。下り坂のときにタイミング良く画面をタップするだけ。タイミングが勝負だが、意外と難しい

タイミングよく下り坂で画面をタッチしないと逆に減速してしまうが、連続して加速が成功したときの爽快感は抜群だ。タイミングよく着地してジャンプすると得点を獲得でき、3回連続で成功すると獲得ポイントが倍になる"FEVER MODE"になる。また、各ステージに設置されている黄色いコインを取ると1枚あたり3ポイントが獲得でき、青いコインを取るとスピードアップし、より遠くへ飛ぶことができる。

ゲームが終了する条件は全てのステージをクリアするか、太陽に"追いつかれる"かだ。どういうことかと言うと、主人公のスピードが太陽の沈むスピードより遅いと徐々に夜になっていき、日が暮れると鳥が眠ってしまってゲームオーバーになるという仕組み。単純な時間制ではなく、ゲームテクニックと絡めてあるところが面白い。

ゲームオーバーはこのゲームで"DAY OVER"ということになる。スコアだけでなく、ゲーム中の最長滞空時間なども表示される

シンプルにしてやりこみ要素は抜群

このゲームはとくに難しい操作ではないのにも関わらず、初めてプレイすると意外に難しいことに気付く。下り坂に差し掛かるときに画面をタッチするだけなのだが、主人公の位置によってそのタイミングが異なるし、上り坂のときにタッチしてしまうと大幅にスピードが落ちてしまう。その分、連続して加速できたときは非常に達成感があるだろう。慣れるとコインを取りながら加速する機転も働くようになる。得点などのレコードもハイスコアとして残るので、全体としてやりこみ要素は十分。さすがにベストゲームに選ばれるだけあって楽しめるアプリだ。

ハイスコアの記録

設定画面

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