iOS 17では、FaceTime通話に相手が出ない場合、ビデオメッセージを収録して送ることができるようになりました。別のアプリに移動することなく、FaceTimeだけで完了するのでとてもお手軽です。

ビデオメッセージを収録する方法

FaceTimeは、相手をコールして一定時間が過ぎると自動的に発信が終了します。iOS 17ではこのタイミングでビデオメッセージの収録と送信ができるようになりました。

  • FaceTimeで相手を呼び出し、応答がないと自動的に発信が終了します。終了後、この画面が表示されたら[ビデオ収録]をタップします

  • カウントダウンに続いて録画が開始されます。話し終えたら録画停止ボタンをタップ。録画を確認するには再生ボタン、録画し直す場合は[再撮影]をタップします。送ってよければ送信ボタンをタップします

これで、相手のFaceTimeの着信履歴にビデオメッセージが添付される形になります。

  • 着信側は、着信履歴にビデオメッセージがあることが表示されます。再生ボタンをタップするとビデオが再生されます

  • 着信履歴を左へスワイプすると、着信履歴とビデオを削除できます

音声メッセージは日本未対応

FaceTimeでは音声のみの通話も可能ですが、音声メッセージを残す機能は日本国内では提供されていません。今のところ米国、カナダでのみ提供されており、対応言語は英語のみ。この機能は、音声からの自動書き起こしでテキスト表示してくれます。今後、日本での提供開始に期待したいところです。

  • FaceTimeの音声メッセージ機能では、音声を収録すると自動的にテキストを書き起こして表示してくれます

ちなみに、「メッセージ」アプリの音声メッセージ機能は日本語でも使用が可能。自動書き起こしにも対応しています。精度は比較的高く、音声を聞かなくても内容がほぼわかるので便利です。

  • 「メッセージ」入力画面の[+]をタップして音声メッセージを入力。音声送信と同時に、自動的に内容の書き起こしが表示されます

  • メッセージ受信側も、音声を再生しなくても書き起こしで内容を確認できます。音声ファイルは再生後、自動的に削除されます