iPhoneで通話をする際、周辺のノイズが気になったら「声を分離」機能を活用しましょう。雑踏や機械音などのある場所でも、通話相手に人の声だけを届けることができます。従来、FaceTimeやZoomなどのアプリ通話向けだった機能が、「電話」でも使えるようになりました。

「電話」で「声を分離」を使う方法

「声を分離」機能を使うには、通話中に「コントロールセンター」を開いて、マイクモードを選択します。

  • 「電話」で通話を開始したら、「コントロールセンター」を開きます。開いたら、右上の「マイクモード」をタップします

コントロールセンターを開くには、画面右上を下へスワイプします。iPhone SEなど、ホームボタンのある機種は下から上へスワイプします。

  • メニューが表示されたら「声を分離」を選択。コントロールセンターの画面に戻ります。これでマイクモードが変更されました

この状態で話すと、相手側にはノイズが低減された状態で聞こえます。

なお「ワイドスペクトル」は、「電話」を使用中には選択できません。ワイドスペクトルとは、通常の音声通話ではカットされる周波数も集音するモードで、楽器の演奏や環境音などを聞かせたい場合に適しています。FaceTime等の通話アプリで使用できます。

「声を分離」を使うとどう聞こえるのか

「電話」で通話中に「声を分離」を使うとどう聞こえるのでしょうか。騒音の多い場所で試してみたところ、下記のような結果になりました。

  • 車の通行音など背景の雑音がほとんど消える
  • iPhoneのマイクにあたる風の音もほぼ聞こえなくなる
  • 雑踏の中での通話に効果あり。騒音の多い場所で通話する際におすすめです

街中や風の強い屋外でも、声を張り上げず普通の話し声で通話が可能です。騒音の多い場所で「電話」を使う際に、ぜひお試しください。