iPhone標準アプリの中でも愛用者の多い「メモ」。ただ文章を書くだけでなく、ドキュメント作成にも使える便利な機能を豊富に搭しています。今回は、Webページの画像やテキスト、紙書類のスキャン、「ファイル」のドキュメントなど、いろいろな情報をスクラップして整理する使い方をご紹介します。

Webページの情報をスクラップする

Safariで開いているページを「シェアボタン」から「メモ」に送ると、バナーのような形でリンクを貼り付けることができます。

  • Safariのシェアボタンをタップ→シェアシートで「メモ」を選択

  • 必要に応じてテキストを追加し「保存」をタップ。「保存先」をタップすると、貼り付け先に既存のメモを選択できます

  • メモを開くとこのようにリンク先が貼り付けられています。タップするとこのページが開きます

Webページからコピー&ペーストで必要な部分のみを貼り付けることも可能です。

  • Safari上でテキストや画像を選択、メニューから「コピー」を選択→「メモ」に移動してペースト。テキストのカラー、書体などは反映されません

YouTube、Twitterのツイートなども貼り付け可能

同様に、YouTubeやTwitterなどからも「メモ」にリンク先を貼り付けることができます。いずれも、貼り付けたリンクからダイレクトにアプリ上のコンテンツへ移動できます。

  • YouTubeアプリからは、メニューをタップして「共有」→「その他」→「メモ」の順にタップ

  • Twitterアプリからは、シェアボタンをタップ→「共有する」→「メモ」の順にタップ

紙の書類をPDFにして貼り付ける

紙の書類をスキャンして、PDFとして「メモ」に貼り付けることができます。

  • キーボードの上にあるカメラボタンをタップし「書類をスキャン」を選択→カメラが開いたら、ファインダーに書類が収まるようカメラを向けて静止。紙を認識して自動的に撮影されます

  • 連続して複数枚のスキャンも可能です。終わったら「保存」をタップ→スキャンした書類がメモに貼り付けられました

  • タップすると書類を閲覧できます。後からページの順序入れ替えや追加・削除、書き込み等の編集ができます。またシェアボタンからメールやメッセージでPDFを共有することも可能です

「ファイル」のドキュメントを貼り付ける

「ファイル」に保存されたPDFも貼り付けることができます。「メモ」上で開いて閲覧が可能です。

  • 「ファイル」アプリ上で書類のアイコンを長押し。メニューが表示されたら「コピー」→「メモ」に移動して「ペースト」

  • PDFはこのようにプレビューが表示され、タップすると開いて閲覧できます

  • PDF以外の書類はアイコンとファイル名が表示され、タップするとプレビューが可能です。プレビューは簡易的な内容確認のみで、編集はできません

写真・動画を貼り付ける

カメラボタンからは、その場で撮影した写真や、ライブラリに保存されている写真を貼り付けることもできます。

  • カメラボタンをタップして「写真またはビデオを選択」を選択→ライブラリから写真・動画を選択。複数選択も可能です

  • 写真・動画が貼り付けられました。写真を長押し→「小さなイメージ」を選択すると、写真が縮小表示されます

  • カメラボタンをタップして「写真またはビデオを撮る」を選択→カメラが開いたら、写真またはビデオを撮影します

  • 「写真を使用」(または「ビデオを使用」)をタップ→メモに貼り付けられました

スクリーンショットを貼り付ける

スクリーンショットも、撮影したその場で「メモ」に貼り付けることができます。連続撮影の同時貼り付けも可能。説明を書き添えることもできて便利です。

  • スクリーンショットを撮影し、画面左下に表示されるプレビューをタップ→右上のシェアボタンをタップし、シェアシートが出たら「メモ」を選択

  • 保存先のメモを選択して「保存」をタップ→元の画面に戻ったら「完了」をタップ

  • 「スクリーンショットを削除」を選択(保存でもOK)して完了。「メモ」を開くとスクリーンショットが貼り付けられています