iPhoneに限らずスマートフォンは使い始めて数年経つとバッテリーが弱ってくるものです。日常的な使用に支障が出てきたら買い替えどき…とも言えますが、コストを抑えるならバッテリー交換を検討してみてはいかがでしょうか。

iPhoneのバッテリーの状態を確認する

iPhoneなどのスマートフォンに搭載されているリチウムイオンバッテリーは、経年により徐々に劣化が進みます。新品と比較してどの程度劣化しているのか、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」で確認することができます。

  • 「設定」を開き、「バッテリー」→「バッテリーの状態」の順にタップ。新品の状態と比較した劣化の程度が「最大容量」に表示されます

ちなみに、「ピークパフォーマンス性能」は、バッテリーが弱ったiPhoneに負荷がかかった際、突然シャットダウンするのを防ぐ機能です。iPhone 8以降ではOSに組み込まれているので、特に設定する必要はありません。

交換費用は5,400円もしくは7,400円、AppleCare+なら80%以下で無料

バッテリー交換にかかる費用は、iPhone X/XS/XR/11/12シリーズが7,400円、iPhone 6/6s/7/8/SEシリーズなどが5,400円(いずれも税別)となっています。なお、AppleCare+保証期間中でバッテリー性能が80%以下に低下している場合は、無料で交換が可能です。

  • iPhoneのバッテリー交換料金(Apple直営店の場合)。Apple 正規サービスプロバイダでは異なる場合があります

修理の依頼から仕上がりまで、一般的には下図のような手順になります。

  • Apple直営店や正規サービスプロバイダへの持ち込みは、事前に予約するのがおススメ。配送修理の場合は5〜7営業日が目安です

なお、AppleCare+に加入していれば修理中に代替のiPhoneを無料で借りられる「iPhoneエクスプレス交換サービス」が利用できます。

バッテリー交換に出す前に準備しておくこと

バッテリー交換を含め、iPhoneを修理に出す際は下記の準備をしておきましょう。

持ち込みの場合

  • (2)バックアップは「設定」を開き、「Apple ID(ユーザー名)」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」の順にタップ。バックアップ日時が古ければ「今すぐバックアップを作成」をタップ

配送修理の場合

  • 1)バッテリー交換を申し込む
  • 2)Apple Watchをお使いの場合は、ペアリングを解除しておく
  • 3)iPhoneをバックアップする
  • 4)設定→「メッセージ」→「iMessage」をオフにする
  • 5)「iPhoneを探す」をオフにする
  • 6)iPhoneを初期化する
  • 7)ケース、カバー類を外す。SIMを取り外す
  • (2)「Watch」アプリを開き、左上の「すべてのWatch」→「i」→「Apple Watchのペアリングを解除」の順にタップ

  • (4)「設定」を開き、自分の名前→「探す」→「iPhoneを探す」を開き、「iPhoneを探す」オフ→パスワードを入力して「オフにする」

  • (6)「設定」を開き、「一般」→「リセット」→「すべてのコンテンツと設定をリセット」をタップ→パスコードを入力し、確認の表示で「iPhoneを消去」をタップ

  • (7)iPhoneの側面にあるSIMトレイにピンを挿して取り出し、SIMを外す。なくさないよう保管しておきましょう