iPhoneに採用されているリチウムイオンを素材に採用したバッテリーは、使い続けるうちに性能が低下していきます。Appleの公式ドキュメントによれば(リンク)、500回ほど充放電を繰り返すと使用開始時点の最大80%になるよう設計されているそうです。つまり、満充電のバッテリーをきっかり1日1回ゼロにする使いかたを続けた場合、約16カ月で最大バッテリー容量が購入時の8割にまで低下する計算です。

500回を超えてもiPhoneは問題なく利用できますが、性能低下が止まるわけではありません。その後600、700と回を重ねるごとに、最大バッテリー容量は減少していきます。購入直後に比べ充電回数が増えた、満充電しても夕方までもたなくなった、という場合はバッテリー交換を検討すべきでしょう。毎日使うiPhoneのことですから、新品購入時から2~3年もするとそのタイミングが視野に入ってくるはずです。

とはいえ、バッテリーの交換は無料ではありません。製造上の欠陥が原因の場合はApple製品限定保証の対象になりますが、通常使用による性能低下は保証対象外です。Appleの保証サービス「AppleCare+」に加入していて、バッテリー性能が購入時点の80%以下に低下している場合は無償になりますが(2015年4月9日以降に購入された端末の場合)、Apple Storeに持ち込んだ場合iPhone X/XS/XS Max/XRは7,800円、それ以外のiPhoneは5,400円かかります。

操作時点におけるバッテリーの最大容量は、『設定』→「バッテリー」→「バッテリーの状態」の順にタップするとパーセンテージで表示されます。iPhone買い替えのタイミングを睨みつつ、80%を下回りはじめたら交換を検討するといいでしょう。80%を下回っていても具体的な買い替え計画がある場合は、「低電力モード」で使うなど充電回数を減らすことで、買い替えまでしのぎましょう。

  • バッテリーの最大容量が80%を下回ったら、交換を検討しはじめましょう