iOS 14では、新たに「翻訳」アプリがプリインストールに追加されました。英語をはじめ、アラビア語、イタリア語、スペイン語など11の言語に対応し、どの組み合わせでも相互に翻訳が可能になっています。基本の使い方と便利な機能をご紹介します。

  • iOS 14で新たにデフォルトアプリに加わった「翻訳」。現時点で11の言語間で翻訳が可能

「翻訳」アプリの基本

翻訳アプリは、音声またはテキストで会話を入力すると、自動的に別の言語に翻訳されます。「Google翻訳」などの翻訳アプリと基本的な使い方は同様です。

  • 「翻訳」アプリを開き、言語の種類をタップして組み合わせを選択します。翻訳前/翻訳後の左右はどちらでも大丈夫

  • マイクをタップして音声入力(または画面をタップしてテキスト入力)→入力が終わると自動的に翻訳されます。再生ボタンをタップすると、翻訳結果を読み上げ。続けて会話する場合はマイクをタップして再び入力します

オフラインで使用する

翻訳アプリは通常は通信を使用していますが、言語を事前にダウンロードしておくとオフラインでも使用できるようになります。機内モードの時など、通信できない場所で使う場合に便利です。

  • 【事前の準備】言語の種類をタップし、選択画面を下へスクロール→「オフラインで使用可能な言語」の欄から、使用したい言語の「↓」をタップしてダウンロード

  • 【オフラインで】ダウンロード済みの言語を選択します→オフラインで翻訳が可能になりました

「翻訳」アプリの便利機能

翻訳アプリには、よりスムーズな会話をサポートする便利な機能が搭載されています。

横位置表示にする

  • 横位置にするとiPhoneを間に挟んで会話しやすい表示スタイルになります。さらに拡大ボタンをタップすると全画面表示も可能

単語の意味を調べる

  • 辞書ボタンをタップすると、翻訳された言語の単語の意味が表示されます。また、単語をタップすると元の言語も辞書表示が可能です

会話をさかのぼる

  • 翻訳画面を下にスクロールすると、それまでの履歴が表示されます。覚えづらい地名や道順も、メモなしで確認できます

よく使う項目を登録しておく

  • 接客などで同じ内容を翻訳する機会が多い場合は、表示された翻訳の★をタップ。「よく使う項目」に登録され、いつでもスムーズに開けます