iOS 11で大きく変わったアプリの一つに「メモ」があります。iPhone誕生の頃から存在する定番アプリですが、その名の通り、よりメモ帳らしい使い方ができるようになっていると言えるでしょう。純正でここまでできる優秀アプリ、使わないともったいない! 今回は基本的な機能を中心にメモアプリの使い方をご紹介します。

新しいメモを書き始めよう

新しくメモを書き始めるには、新規作成ボタンをタップします。書き込んだ後は特に保存作業をする必要はなく、自動的に保存されます。

メモを開くとフォルダ一覧画面が表示されます。書き込むには「メモ」→新規作成ボタンの順にタップ。新しいページが表示されます

メモをフォルダ分けしたい場合は、新規フォルダの作成が可能です

いろいろなメニューを使おう

メモを新規作成すると出てくるメニュー。表組みや書類を写真で取り込む機能が追加されました。新機能を中心にご紹介します。

表組みを追加

表組みボタンをタップすると、2×2マスの表組みが表示されます。文字を記入し、「次へ」をタップすると下へマスが追加されていきます。

表組みボタンをタップして表組みを表示。マスに書き込んだたら「次へ」をタップして次のマスへ。マスがなくなっても「次へ」をタップすると、新しいマスが追加されます

行や列の先頭に付いている印をドラッグ&ドロップすると、順番の入れ替えが可能

表組みを消すときは、表組みの欄外(下)をタップしてから削除キーを3回押します

文字スタイル

タイトルや見出しの文字を太くしたり、リスト表示、インデント(行頭下げ)などができます。以前からある機能ですが、使い勝手が新しくなりました。例えばこんな風に使うことができます。

文字スタイルボタンをタップし、「タイトル」を選択→「×」をタップ。文字を入力すると太字・大きめスタイルで文字が入力されます。改行すると次の行からは通常の文字に戻ります

文字スタイルボタンをタップし、リスト表示を選択→「×」をタップ。文字を入力すると行頭にリストマークやリスト番号が入ります。改行を2回押すと、通常の入力に戻ります

チェックボックス

やることリスト、買い物リストなどの作成に便利なチェックボックスを追加します。

チェックボックスをタップすると、本文にマルが表示されます。続けて文字を入力。改行すると行頭にチェックボックスが追加されます。改行を2回押すと、通常の入力に戻ります

チェックボックスをタップすると、黄色のチェックが入ります

書類を追加

カメラを使って紙の書類を読み込むことができるようになりました。自動的に明るさなどを補正し、スキャナーで取り込んだように綺麗に写すことができます。PDFとして書き出しも可能です。

「+」ボタンをタップ→「書類をスキャン」を選択

画面に書類を映すと書類の範囲が黄色く認識され、自動的にシャッターが切られます。複数枚を読み込むときは同様に次の書類を撮影。これで終わりなら「保存」をタップします

※書類の範囲がうまく認識されない場合は、手動でシャッターボタンを押して撮影します。

このような形でメモの中に書類が保存されます

このメモをメールなどに書き出すと、保存された書類がPDFとして添付されます

写真またはビデオを撮る

その場で写真や動画を撮影して、メモに貼り付けることができます。

「+」ボタンをタップ→「写真またはビデオを撮る」を選択

カメラが起動。シャッターを押す→「写真を使用」をタップすると、メモに写真が貼り付けられます

カメラの画面をフリックして「ビデオ」に切り替えると、動画を撮影して貼り付けられます。

フォトライブラリ

フォトライブラリに保存されている写真や動画を貼り付けます。複数枚を同時に貼り付けることも可能です。

「+」ボタンをタップ→「フォトライブラリ」を選択

フォトライブラリから貼り付けたい写真をタップ→完了をタップ。複数の写真を同時に貼り付けることもできます

次回はよりシンプルで使いやすくなった「メモ」の手書き機能「スケッチ」の使い方についてご紹介します。