第26回 iPad Proへの道 その2 Apple SIMが買えない……

紆余曲折の末、iPad Proを買うことが決まったiPadian。サクッとポチってはみたものの、到着予定は11月30日とまだまだ先。まぁまずは目先の仕事を片付けつつ、とりあえず話題のApple SIMを買いに行こうっと。

Apple SIMは世界で使えるプリペイドSIM。状況に応じて現地の通信業者のサービスが利用可能

Apple SIMはAppleが提供するグローバルなSIMサービスで、世界90カ国以上の国をこのSIM1枚で利用できるという。今まで海外に行くと最初に現地のSIMを買って使ってたiPadianとしては、最初のSIMを買うという行程(実はなんだかんだで1時間くらいかかる)が省かれるのはとても重要。90カ国の中に毎年行く台湾は入っていないけど、きっとそれも近いうちに対応するよね! という期待もある。

今回、日本で提供が始まったのは、auがApple SIMに対応したため。1GBで1,500円は安くはないが、1GBを使い切るまで利用できるし、iPadはこれまでの実績からすれば、Cellular回線はもしものときに必要なだけだし、何より話題だしいいや! とこれを買おうと決めたのであった。

まず最初に行ったのは近くの家電量販店。Apple SIMに対応するのはauだという話だから、auが売ってるんだろうと早速店員さんに聞いてみた、ら。

店員:「うちでは扱っておりません……おそらく、Appleさんだけが売ってるんじゃないかと思われ」

ええっ!

……まさかと思って調べてみたらその通りでした。Apple SIMの取り扱いはApple Storeのみと。下調べもしないで行った俺がバカだった。

満を持してApple Store銀座へ

さて気を取り直してApple Store銀座へ。お昼頃にTwitterで「Apple SIMの在庫があるリテイルないかしら」と聞いたところ、銀座に行った友人が在庫を確認したという。よし、今度こそ!と気を取り直し、仕事帰り、18時頃に銀座へ。

Apple Store銀座はいつものように人がいっぱい

迷いもなく周辺機器を置いてる2階へ行って元気良く「Apple SIMください!」と聞いてみた。ジーニアス(Apple Storeの店員さんはそんな呼び名なの)さん、少しも慌てず自前のiPadを操作して……(Apple Storeでは多くの業務用端末がiOSになってます)。

ジーニアス:「すいません、売り切れました」
iPadian:「ええっ!友人がここにあったって……」
ジーニアス:「すいません、17時頃に全部売り切れてしまったらしく……」
がーん。(古い)

うう、二軒連続で振られるのはちょっとイタイ。うう……。

いや、落ち込んでいるわけには。よし、ここはひとつ、まだ見ていないけど買うことになっているiPad Proを触って帰ろう、うん、そうしよう。

iPad Proとご対面

そして1階に降りて人だかりのしている方へ。ありましたよ、iPad Pro。デカっ!

かなりの数のiPad Proが置いてあった1階。一部は在庫がどこにもないらしいApple Pencilも置いてあって自由に触れるように

いやぁ、デカい。最初の印象はそれ。で、持ってみると、その大きさほどには重くない。いや、この大きさから考えれば十分軽いんじゃね? 考えてみるとiPad Proは723g。それに対して初代iPadは730gとほぼ同じ重さなのだ。それなのにiPadの2枚分の大きさなのだから、それは確かに軽いわ。うん。

画面の広さはMacBook Proの13インチと同じくらい。果たしてこのサイズが「iPad」という端末に必要なのかと思うけど、何をするかによるよなぁとも思う。

そしてその答えがApple Pencilなのかもしれないなと対応アプリをいくつか触ってみて考える。Apple純正のメモでも手書きが使えるし、対応アプリの中には水彩っぽくにじむ色味が再現できるものも。Apple Pencilを使うと今まで以上に「画板」。俺、絵は描けないけどこれは楽しいと思う人がいそうだ。

んー、実はiPad ProはiPadが本来持っているイメージを覆すパラダイム・シフト的な製品になるんじゃなかろうか。そんなことをちょっと触って考えたわけですよ。深い考察はまぁ自分のが来てからするとして、果たしてその印象はこの先どう変わっていくんだろうか。

……そして数日。Appleからメールが。

あれ……あれれ??

11月30日じゃなかったの、着日? そんな、仕事の片付けも済んでないし、そもそも心の準備が……。と言ってたらもう翌日には到着。

9:30にはもう届けられました

うーん、まだ締切のある仕事が……。うーん、うーん……まぁ、とりあえずReal Racing入れてみるかっ!(仕事しなさい)