9月12日から13日にかけて、アメリカ・カリフォルニア州アナハイムで開催された「BlizzCon 2026」。2005年から連綿と続く年次イベントですが、今年の開催は2023年以来となる3年ぶりで、BlizzardはMicrosoft体制への編入からOWL(Overwatch League)の終了、OWWC(Overwatch World Cup)の復活など特大ニュースに事欠かない模様です。
今回Blizzardからアナハイム現地取材への招待を受けたので、2023年開催分に参加した筆者が再び渡米して参加してきました。忙しい方向けにまとめておくと、Blizzardは長かった準備期間をしっかり活用して主要タイトルの大半で特大ニュースを用意。さらに何より感じたのは、強まり続けている『オーバーウォッチ』の圧倒的な勢いでした。
取材協力:Blizzard Entertainment、Activision Blizzard Japan
3年ぶりのBlizzCon 2026。さすがに準備してきた感のある充実ぶり
すでにBlizzardからオープニングセレモニーの発表内容まとめ記事が公開されているので詳細は譲りますが(外部リンク)、『Heroes of the Storm』でXal’atathを実装、『StarCraft』が2030年にオープンワールドシューターとなって帰還。30周年を迎える『ディアブロ』は2029年春に次期ナンバリングタイトル『ディアブロ V』を発売すると明らかにしたほか、モダンとクラシックに並ぶ3作目『World of Warcraft: Forever』を11月4日にもリリースし、『ハースストーン』には拡張パック「黒の帝国の君臨」を展開します。
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『Heroes of the Storm』実装のXal’atath
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『StarCraft』はシューターに
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『ディアブロ』30周年。『ディアブロ V』は2029年春発売
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『World of Warcraft: Forever』
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『ハースストーン』拡張パック「黒の帝国の君臨」
やはりアメリカの現地ファンにとっては『World of Warcraft』『StarCraft』『ディアブロ』のような歴史ある版権タイトルが極めて強く支持されていることを感じた会場の雰囲気。Anaheim Convention Centerのフロアを各種タイトルで大きく占有する莫大な試遊台、スタチュー展示、公式デザインのタトゥー施術まで、Blizzardファンがアメリカ全土から詰めかけている様子を見られました。
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Anaheim Convention Centerで開催されたBlizzCon 2026。ちなみにBlizzard Entertainment本社オフィスはカリフォルニア・アーバインに所在しており近めです(アメリカのスケール的には)
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腹ペコのアメリカ人にランチを供給する多くのフードトラック。賑わっていました
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『ディアブロ』からリリスの立像。実は意外と萌えらしいと聞いたのですが本当でしょうか
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『オーバーウォッチ』から同タイトルを象徴するキャラクター「トレーサー」のスタチュー
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試遊台の数が半端ではなく、混雑もありつつ現実的な並び時間でさまざまなアクティビティを体験できます
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“コスプレ”は海を渡って英語でも伝わります。声をかけて撮影させてもらいました
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会場オフィシャルモニターとしてスポンサーしているMSI
『オーバーウォッチ』の勢いが強まっている。日本から「YOASOBI」参戦
実のところ筆者は『オーバーウォッチ』以外の版権にほとんど詳しくなく、2023年にBlizzConに参加した時は居並ぶ同社主要コンテンツの中でオーバーウォッチがどのような立ち位置だったのか、ファンにはどう受け止められているかを体感するに留まっていました。LE SSERAFIMのライブがありつつなんだか若干唐突な感もあり、Overwatch Leagueの盛り上がりが多少あったとはいえ、筆者にしては大きな存在だったオーバーウォッチが割と小粒だったのかと衝撃を受けた記憶があります。
そのオーバーウォッチの勢いが、今年は半端ではありませんでした。2026年現在、極めて厳しいゲーム市場・業界の中でライブサービス型対戦ゲームなんて3年もすれば大きく廃れていてもおかしくないところ、2026年2月に開始されたシーズン2では新ヒーローを5人も追加して一気に環境を刷新。今回のBlizzCon 2026では新ヒーロー「ドクトリン」のティザームービーが公開され、さらに会場の沸き方が前回よりもかなり強まっていたことにとても驚きました。
現地ではOverwatch World Cup(OWWC)決勝が行われ、今年はハーフタイムショーとして日本から「YOASOBI」が参加しました。なんとイントロにはキリコ英語ボイスアクターを務める天城サリー氏がサプライズゲストとして登場し、ゲーム内でよく聞くボイスラインを披露して一気にフロアを加熱。
YOASOBIの面々はさすがに慣れた様子で英語MCを行い、「アイドル」や「夜に駆ける」など主要曲に加え、7月から開催されていたコラボレーションで提供されたタイアップ曲「オリオン」などを披露しました。
さらに、2日目のメインステージではこれまたオーバーウォッチで現在コラボ施策展開中のLE SSERAFIMがライブパフォーマンスを実施しました。CRAZYやCELEBRATION、ANTIFRAGILE、BOOMPALAなど主要楽曲に続ける形で、大トリとしてタイアップ曲の「Made My Night」「Perfect Night」を披露。いずれも“Chillい”イントロから熱く夜を彩っていく素晴らしい楽曲で、これがオーバーウォッチのタイアップの方向性かと初コラボから3年たった今、強く印象付けられたように思います。
ちなみにYOASOBIとLE SSERAFIMともにライブはオーバーウォッチ公式チャンネルでの配信は行われませんでしたが、LE SSERAFIMはライブパフォーマンスの一部始終を配信しています。記事制作時点ではアーカイブ視聴もできる模様(外部リンク)。
Blizzardがオーバーウォッチにここまで強くコミットし続けてくれるのはいちファン、プレイヤーとしてはありがたい限りですが、Overwatch World Cupの視聴者数に表れるファンの熱量の大きさの方にも驚かされました。Twitchで行われていたグローバル本配信の視聴者数は20万人を大幅に超える盛り上がりを見せ、時差でかなり遅い深夜だった日本語配信も極めて多くの視聴者を集めていました。ちなみに、Overwatch World Cupでは準決勝のフランス代表をリバーススイープで破った勢いもそのままに韓国代表が優勝しています。
やるか『オーバーウォッチ』。D.MonのLE SSERAFIMスキンを使いたい
ここまで、BlizzCon 2026の中でも主に筆者の関心領域の偏りによってオーバーウォッチについてみてきた本記事。冒頭ちらっと触れた通りディアブロ30周年やスタークラフト新作、WoW新情報も大きな注目を集めるニュースだったようですが、個人的には自分にとって特に関心のあるオーバーウォッチの勢いが知らぬうちにここまで強まっていたことがとても印象に残りました。
『オーバーウォッチ』はBattlenet他、SteamやPlayStation 5などで基本プレイ無料で公開中。今後の動きとしては新ヒーロー「ドクトリン」実装に加え、来年初頭に大型アップデートの予告イベント「Spotlight」を控えています。





