メールアプリに届いたメッセージを閲覧しているとき、画面左下にゴミ箱ボタンが表示されていますが、これを長押しすると「ゴミ箱に入れる」と「メッセージをアーカイブ」という2つの選択肢が現れます。ここでいう「ゴミ箱」と「アーカイブ」はメールアプリが管理する専用領域のことで、それぞれに役割があります。
メールアプリの「ゴミ箱」は、不要とみなしたメッセージを保存期間が経過するまでプールしておく領域です。メールアカウントごとに分かれており、iCloudメールの場合はiCloud上に存在します。保存期間は「設定」→「iCloud」→「メール」→「メールボックスの特性」→「削除したメッセージ」画面で1週間後や1カ月後などに設定できます。なお、保存期間が過ぎたメッセージはiCloud上から消去され、復元が困難になります。
一方の「アーカイブ」は、保存期間の定めがない領域です。その意味では、届いたメッセージが最初に入れられる「受信トレイ」と変わりませんが、誤って大切なメッセージを削除してしまうリスクを軽減できます。受信トレイで保管しているときと同様、検索の対象にもなります。長期保管したい重要度の高いメッセージの保存領域、と理解すればいいでしょう。
つまり、ゴミ箱ボタンを長押しすると現れる2つの選択肢は、届いたメッセージを移動することが目的ですが、ゴミ箱への移動は近い将来完全に消去することを目的とし、アーカイブへの移動は長期保管と受信トレイの整理整頓を目的としています。それぞれの働きと特長をじゅうぶん理解したうえで使い分けましょう。
