「ファイル」アプリを使うと、iPhoneでも各種ドキュメントやメールの添付ファイルを扱う作業が簡単にできます。リモートワークでクラウドストレージをよく利用する場合にも便利な活用法をご紹介します。

操作メニューの基本

まず、ファイルアプリ内でのドキュメント/フォルダの整理や、並べ替えなどの基本的なメニューを見てみましょう。

  • ファイルアプリを開き、ドキュメントやフォルダが表示されたら、画面を少し引き下げる

  • 「…」で新規フォルダなどのメニュー表示、「表示順序」で名前・日時などによるソート変更、右端のボタンでリスト表示/グリッド表示を切り替え

  • ドキュメントやフォルダを長押しすると、移動やコピー、削除などの操作メニューが表示されます

また、ファイルアプリはDropbox、Google Drive、OneDriveなど、その他のクラウドストレージと連携が可能です。連携させるには、あらかじめ利用したいサービスのアプリをiPhoneにインストールし、開いてログインしておきましょう。

  • ファイルアプリを開き、右上の「…」をタップして「編集」→使いたいクラウドストレージのスイッチをオンにして「完了」。順序の入れ替えも可能です

添付ファイルを受信・保存する方法

iPhoneの「メール」で受信したメールの添付ファイルは、「ファイル」アプリ経由でクラウドストレージに保存することができます。わざわざPCで同じメールを開き直す手間は必要ありません。

  • メールアプリで添付ファイルを長押し→メニューが出たら「共有」をタップ

  • 「"ファイル"に保存」→保存先フォルダを選択して「保存」

添付ファイルを送信する方法

ファイルに保存されている書類を、メールに添付して送ることができます。

  • メール作成時、キーボードのメニューにあるファイルボタンをタップ→ファイルアプリが開くので、書類を選択

または、ファイルアプリからコピー&ペーストでも添付できます。

  • ファイルアプリ上で、添付したい書類を長押し→メニューが出たら「コピー」を選択

  • メールアプリの作成画面で、空白部分をタップして「ペースト」→書類が添付されました

メール以外でドキュメントをシェアする方法

最近はメール添付でなく、チャットやメッセージ系アプリでシェアすることのほうが多いかもしれませんね。そんなときは「共有」で送信する方法が便利です。

  • ドキュメントを長押しして「共有」、またはドキュメントを開いた状態で「共有」ボタンをタップ

  • 送信先のアプリを選択→Slackの場合、ワークスペースやチャンネルを選択して「Post」。LINEの場合、送信先を選択して「転送」

ZIPの圧縮/展開(解凍)

複数のファイルをまとめてやり取りする際によく使われるのがZIP圧縮です。ファイルアプリで圧縮も展開(解凍)も可能です。メールにZIPが添付されてきたら、ファイルに保存して展開すれば中身を見ることができます。

ファイルをZIPに圧縮する方法

  • ドキュメントやフォルダを圧縮するには、長押しして「圧縮」を選択→ZIPファイルが作成されます

  • 複数のドキュメントやフォルダをまとめて圧縮するには、上部の「選択」をタップ→圧縮したいものをチェックして右下の「…」をタップ

  • 「圧縮」を選択→「アーカイブ」という名前のZIPファイルになりました

ZIPファイルを展開する方法

  • ZIPファイルをタップ→圧縮されていた中身が展開され、1つのフォルダになります