EcoFlow Technology Japanは10月30日、新しいキューブ型デザインを採用したコンパクトなポータブル電源「DELTA 3 1000 Air」を発表した。1000Whクラスとしては世界最小・最軽量をうたうモデルで、重さを約10kgに抑えた。希望小売価格は87,700円で、発売は11月15日。

  • キューブ型デザインのコンパクトなポータブル電源「DELTA 3 1000 Air」(左)と、同時発表の大容量モデル「DELTA 3 Ultra」(右)

    キューブ型デザインのコンパクトなポータブル電源「DELTA 3 1000 Air」(左)と、同時発表の大容量モデル「DELTA 3 Ultra」(右)

容量960Whのコンパクトなポータブル電源。従来の同容量帯製品と比べて体積を約30%削減した。出っ張りのないフラットな形状を採用し、横置きにも対応する。出力端子はAC100V(最大500W)×1、USB-C(18W)×1、USB-A(12W)×1で、すべて前面に集めて狭い場所でも使いやすくした。

  • コンパクトなキューブ型のデザインを採用する

    コンパクトなキューブ型のデザインを採用する

  • 本体上部には表示パネルとUSB-C端子、USB-A端子を配置

    本体上部には表示パネルとUSB-C端子、USB-A端子を配置

  • AC100V出力は1つだけ用意する

    AC100V出力は1つだけ用意する

定格出力は500Wで、冷蔵庫やテレビなどの家電に対応する。独自のX-Boost機能により最大800Wまでの機器も使用でき、小型の電気ケトルやドライヤーも動かせる。充電方式はACコンセント、ソーラーパネル、走行充電、シガーソケットの4種類に対応する。

安全面では、バッテリーセルを本体フレームに直接実装する方法で安全性を高めたほか、外装には難燃性の高い素材を採用した。

本体サイズは220×223×263㎜、重さは約10kg。

  • 本体上部はハンドルを備えながらフラットに仕上げた

    本体上部はハンドルを備えながらフラットに仕上げた

  • 側面にAC100V入力やDC入力端子を配置する

    側面にAC100V入力やDC入力端子を配置する

  • 背面には吸排気口がないので、このように寝かせた状態でも使える

    背面には吸排気口がないので、このように寝かせた状態でも使える

容量3,072Whの大容量モデル「DELTA 3 Ultra」シリーズも発表した。家庭に切り替え分電盤を設置すれば、蓄電池代わりに使える。価格は、拡張バッテリーの接続に対応する「DELTA 3 Ultra Plus」が369,800円、拡張バッテリーには対応しない「DELTA 3 Ultra」が349,800円。発売は11月6日。

  • 大容量モデル「DELTA 3 Ultra」

    大容量モデル「DELTA 3 Ultra」

  • クルマの走行中にポータブル電源を急速充電できる走行充電器も発表した

    クルマの走行中にポータブル電源を急速充電できる走行充電器も発表した