米AMDは6月5日(現地時間)、同社グラフィックス向けの最新ドライバ「AMD Radeon Software Adrenalin 25.6.2」を公開した。Optional Updateに位置付けられており、適用するには配布ページから直接ダウンロードする必要がある。
新作ゲームタイトル2つと4つのゲームタイトルでFSR 4をサポートしつつ、いくつかの不具合を解消するドライバアップデート。alt-tabを使用して複数のモニターでDiscord経由の画面共有を行った際、スタッターが発生して性能が低下することがあった問題に対処。Radeon RX 7000シリーズでOculus Rift Sが緑色で表示されることがあった問題も解消している。
新作ゲームのサポート
- The Alters
- FBC: Firebreak
AMD FidelityFX Super Resolution 4に対応する新作ゲーム
- The Alters
- Delta Force
- Dragonkin: The Banished
- RoadCraft
修正された問題と改善
- Oculus Rift Sは、AMD Radeon RX 7000シリーズGPUで緑色がかって表示されることがあった。
- Alt + Tabキーを使用し、複数のモニターでDiscordにストリーミングすると、カクツキや想定よりも低いパフォーマンスが表示されることがあった。
- Radeon RX 9060 XTでレイトレーシングを有効にして『Marvel's Spider-Man 2』をプレイすると、断続的なアプリケーションクラッシュやドライバータイムアウトが発生することがあった。
- Radeon RX 9060 XTグラフィックス製品で『The Last of Us Part I』を初めて起動すると、断続的なアプリケーションクラッシュが発生することがあった。
- Radeon RX 9070シリーズグラフィックス製品で『Warhammer 40,000: Darktide』をプレイすると、想定よりも低いパフォーマンスが表示されることがあった。
既知の問題
- Radeon RX 9070 XTでAMD FidelityFX Super Resolutionを有効にした状態で『The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered』をプレイすると、テクスチャのちらつきや乱れが発生する場合がある。この問題が発生している場合は、一時的な回避策としてAMD FidelityFX Super Resolutionを無効にすることで回避できる場合がある。
- 一部のAMD Radeon Graphics製品(Radeon RX 7000シリーズなど)で、一部のVRヘッドセットを使用して80Hzまたは90Hzのリフレッシュレートでゲームをプレイすると、画面のカクツキが発生する場合がある。この問題が発生している場合は、一時的な回避策としてリフレッシュレートを変更することで回避できる場合がある。
- 一部のAMD Radeon Graphics製品(Radeon RX 7000シリーズおよびRadeon RX 9000シリーズなど)で『Cyberpunk 2077』をプレイすると、断続的にシステムまたはアプリケーションがクラッシュする場合がある。
- Radeon Anti-LagとInstant Replayを有効にした状態で『Monster Hunter Wilds』をプレイすると、断続的にアプリケーションがクラッシュしたり、ドライバーがタイムアウトしたりする場合があります。
- 一部のAMDグラフィックス製品でCall of Duty: Warzone シーズン3「Verdansk」マップをプレイ中に、カクツキが発生する場合があります。
- Chromeで4K解像度のYouTube動画を再生中に、カクツキが発生し、想定よりもパフォーマンスが低下する場合がある。この問題が発生した場合は、一時的な回避策として動画を全画面表示で再生することで回避できる場合がある。
- 一部のAMD Ryzen AI 300シリーズおよび一部のAMD Ryzen 7000シリーズAPU製品でFBC: Firebreakをプレイ中に、断続的にアプリケーションがクラッシュする場合がある。