Appleは2月4日、iCloud+の新サービス「Appleインビテーション」を発表した。パーティーやイベントを盛り上げるユニークな招待状を作成し、イベントの計画や思い出の共有を容易にする。招待状の作成・共有、出欠確認、共有アルバムへの写真や動画の投稿、Apple Musicのプレイリストとの連携など、イベントに関連する機能が統合されている。
Appleインビテーションは、iPhoneアプリ「Appleインビテーション」、またはブラウザでicloud.com/invitesにアクセスして利用する。招待状を作成できるのはサプスクリプションサービス「iCloud+」(月額150円から)の登録者に限られるが、参加可否の連絡はAppleアカウントやApple製デバイスの有無を問わず誰でも可能である。
招待状の作成手順はシンプルである。最初に写真ライブラリまたはアプリ内のギャラリーから画像を選択する 。ギャラリーには、さまざまなイベントやテーマに合わせた画像が用意されている。Apple Intelligenceの「作文ツール」(現在対応言語は英語のみ、4月以降に日本語対応予定)を活用すれば、招待状の文章の作成をサポートしてくれる。また、「Image Playground」を使用することで、イベントのコンセプトや説明、写真ライブラリ内の人物をもとにオリジナル画像を生成することも可能である。さらに、「マップ」や「天気」との統合により、ゲストにイベント会場への経路や天気予報を伝えることができる。作成した招待状はアプリ内から直接送信するか、リンクをメールやメッセージで共有できる。
Appleインビテーションには、イベントを盛り上げるための多彩な機能が統合されている。
- 共有アルバム: イベントごとに専用の共有アルバムを作成し、参加者と写真や動画を共有できる。これにより、イベントの思い出を参加者全員が共有し、振り返ることができる。
- 共同作業プレイリスト: Apple Music登録者は、イベント用のプレイリストを作成し、参加者と共有することが可能。
イベントのホストは、招待状のデザインや表示する情報、招待状のリンク共有、参加者の管理など全ての機能を簡単に操作できる。一方、ゲストは自分の情報が他の参加者に対してどのように表示されるかを管理し、必要に応じてイベントから退出したり、イベントを報告することが可能である。