任天堂は、決算説明会(オンライン)における主な質疑応答を掲載した。

掲載された質疑応答は全部で9つ。今期中にアナウンスを行うと発表した「Nintendo Switchの後継機種」に関する内容が多く見られた。

「すでに開発リソースの多くはNintendo Switchの後継機種に割かれているのか」という質問には、代表取締役社長 古川俊太郎氏が、「Nintendo Switch の後継機種の準備には年単位で時間が必要なため、ソフトウェアの開発リソースについても、さまざまな面で考慮が必要になっているのは事実です。Nintendo Switch 向けのソフトウェアの開発も引き続き進めていますので、今後のソフトウェアラインアップについては、6月に予定している Nintendo Directをお待ちいただければと思います」と回答している。

また、「Nintendo Switchの後継機種は発売当初から需要を満たせるような一定の数量を出荷できるのではないか」には、「Nintendo Switchの後継機種の供給については、まだ発売タイミングをお話ししていませんので具体的にはお答えできませんが、現時点では一昨年までのような半導体部品等の供給不足は起きていないことから、半導体部品等の供給が後継機種の発売に際して大きな問題になることは想定していません」と答えた。

さらに、「Nintendo Switchの後継機種について、“後継機種”と表現することに特別な意図はあるのか」には、「Nintendo Switchの後継機種については、現段階でこれ以上お話しできることはありません。本日の発表に際しては、Nintendo Switchの後継機種という表現を用いることが最適だと判断し、このような表現にしました」と回答した。