ソフトバンクは2月21日、同日開催した取締役会において、4月1日付で宮内謙会長が退任し、今井康之代表取締役副社長 執行役員兼COOが新たに会長に就任する取締役人事を決定したと発表した。

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記事初出時、宮内謙会長のものとして誤った写真を掲載しておりました。お詫びして訂正させていただきます。

宮内氏は会長退任後、同社の特別顧問に就任し、社外活動および一部重職を継続する。6月に開催する予定の第38回定時株主総会をもって、任期満了により取締役も退任する。

現在の同社の代表取締役は、今井氏、代表取締役 社長執行役員 兼 CEOの宮川潤一氏、代表取締役 副社長執行役員 兼 COOの榛葉淳氏の3名で、法人事業統括を今井氏が、コンシューマ事業統括を榛葉氏が務める体制となっている。

同社では、中長期的な企業価値の向上を目指し、次世代経営体制の確立と継承に向けた体制強化を進めており、その一環としてコンシューマ事業とエンタープライズ事業について今井氏/榛葉氏はそれぞれの事業統括を離れ、次世代の執行役員の継承を進める方針。今後両氏は事業執行の監督のほか、全社の経営の意思決定の迅速化/高度化をサポートするという。

取締役人事にあわせてコンシューマ事業とエンタープライズ事業では組織改正も行われる。

コンシューマ事業統括はコンシューマ営業統括、コンシューマ事業推進統括、コンシューマ戦略/カスタマーケア統括の3統括体制となり、専務執行役員の高島謙一氏が営業統括を、同じく専務執行役員の寺尾洋幸氏が事業推進統括を、常務執行役員の高洲史弥氏が戦略/カスタマーケア統括を担当する。

また法人事業統括については、「法人統括」と名称を変更し、専務執行役員の桜井勇人氏が法人統括、同じく専務執行役員の藤長国浩氏が法人副統括を担当する。