ヤフーは5月29日、「Yahoo!天気」アプリ(iOS版)に関して、最大72時間先まで世界中の風速と風向の予報が視覚的にわかる「風レーダー」を、6月までに「雨雲レーダー」に追加すると発表した。

  • Yahoo!天気アプリ、「風レーダー」機能をiOS版でも提供開始

「風レーダー」は、2023年4月にAndroid版で先行して提供開始した機能で、地図上に流れる線のアニメーションにより、一目で分かりやすく風速と風向を表現し、色の分布図で風速を表示する。

  • 「風レーダー」の見方

また、選択地点の風速と風向の推移をグラフで、強い風が想定される場合には「非常に強い風」「猛烈な風」など風の強さをテキストで表示し、いつ風が強まるのか、どの方角にどの程度の風が吹くのかなどを確認できる。

  • 風速と風向の推移グラフ

風の情報は2時間前から最大72時間先までを1時間間隔で、ピンポイントの選択地点まで拡大して確認可能。これにより、日本から遠く離れた場所での台風の発生から消滅までを確認し、その際に受ける風の影響を事前に把握できる。

iOS版では、これから先の風の強さに応じて注意喚起メッセージを表示する機能を追加し、風の強さに合わせて「やや強い風に注意」「19時頃から強い風に警戒」などのメッセージが表示される。

この情報を事前に確認することで、キャンプやバーベキューの際に風の強いタイミングを把握し、強風でテントやタープが飛ばされないよう対策したり、釣りやサーフィンでは日時や場所のコンディションを見極めたりするなど、事故や急なキャンセルのリスクを抑えられるとしている。

 

「風レーダー」紹介動画