NTTドコモは5月25日、同社の完全子会社であるエヌ・ティ・ティレゾナント(NTTレゾナント)を7月1日付けで吸収合併すると発表した。

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NTTレゾナントはポータルサイト「goo」やオンラインストア「NTT-X Store」などを運営してきた企業。当初は持株会社としてのNTT(日本電信電話)の直下にあったが2006年にNTTコミュニケーションズの100%子会社となり、直近では2022年に親会社のNTTコミュニケーションズがNTTドコモの100%子会社となったことで、ドコモグループの一員として役割が変化してきた。

2022年から続くドコモグループ再編の過程で、OCNブランドで展開されてきた個人向けのISP・MVNO事業などがNTTコミュニケーションズからNTTレゾナントに移管された。すなわち、今回の吸収合併によって「OCN モバイル ONE」「OCN 光」などのサービスもドコモ直轄となる。

ドコモでは、NTTレゾナントが提供してきた各種サービスの合併後の扱いについて「OCN、gooをはじめとするNTTレゾナントの個人向けおよび企業向けのサービス、ソリューションなどについては、当社が継続して提供する」と説明している。

なお、NTT-X Storeに関しては合併発表の前日である5月24日に、OCNオンラインショップへの統合が発表されている。