◆F1 22(グラフ22~27)

F1 22
EA Sports
https://www.ea.com/ja-jp/games/f1/f1-22

ベンチマーク方法はこちらのF1 22の項目に準じる。設定は

Anti Alias:TAA only
Anisotropic Filter:16X
Detail Preset:Ultra High

である。またDLSS/FSR2利用時はどちらもQuality Settingとしている。

  • グラフ22

  • グラフ23

  • グラフ24

  • グラフ25

  • グラフ26

  • グラフ27

まず結果(グラフ22~24)だが、PresetをUltra HighにするとDXRTが無条件で有効になるために、RT Engine側がボトルネックになるため、Radeon RX 6600は2Kだと平均で50fps切りという厳しい数字だし、GeForce RTX 3060も平均63.8fpsだからあまりゆとりは無い。これはRadeon RX 7600も同じだが、それでも平均67.7fpsを実現しているのは流石である。そしてボトルネックがRT Engineだから、DLSS/FSRを使うと恐ろしいほど性能が上がる。2Kの場合でも倍とは言わないまでも1.6~1.7倍フレームレートが向上するのは非常に有難い。実際Radeon RX 7600はFSRを有効化すれば2.5Kでも十分プレイできるフレームレートを確保できているのが判る。そしてDLSS/FSRなしだとそれほど無いGeForce RTX 3060とRadeon RX 7600の差は、有効化すると大きく広がるあたりも興味深い。

フレームレート変動(グラフ25~27)でもこれは判る。2Kの場合で言えば、GeForce RTX 3060とRadeon RX 7600の性能はあまり変わらず、DLSS/FSR無しだとなんとか60fps辺りに留まる程度。ところがFSR/DLSSを有効化すると90fpsを切らない程度までフレームレートが上がるので、十分プレイを楽しめる。2.5KだとGeForce RTX 3060はちょい辛いが、Radeon RX 7600はまだ余裕が十分であるのが判るあたり、性能差そのものは小さく見えるがヘッドルームの大きさはRadeon RX 7600の方が大きいということだ(もっともFSR無しだとRadeon RX 7600でも2.5Kは厳しいが)。

◆Far Cry 6(グラフ28~33)

Far Cry 6
Ubisofy Entertainment
https://www.ubisoft.com/ja-jp/game/far-cry/far-cry-6

ベンチマーク方法はこちらに準ずる。設定は

Quality:High
Antialias:TAA
DXR Reflections/Shadows Off

としている。またFar Cry 6はDLSSには未対応だがGeForce RTX 3060でもFSR 1.0は利用できるので、こちらを利用している。この際の設定はUltra Qualityである。

  • グラフ28

  • グラフ29

  • グラフ30

  • グラフ31

  • グラフ32

  • グラフ33

結果(グラフ28~30)を見るとGeForce RTX 3060とRadeon RX 6600が概ね同程度の性能で、そこからRadeon RX 7600が頭一つ抜け出している格好だ。ただそのRadeon RX 7600、流石に1.5KでFSRは全然効果が無いし、2Kでもあまり効果が無いのに、2.5Kではそれなりの性能向上があるというあたりは、ひょっとしてCPUがボトルネックになっているのかもしれない。

それにしても2Kの場合、Radeon RX 6600/GeForce RTX 3060のFSR有効の場合より、Radeon RX 7600の生の性能の方が上、というあたりは流石と言うべきか。ただ絶対的なフレームレートで言えば、Radeon RX 6600/GeForce RTX 3060も2Kでプレイするには十分で、2.5Kだとちょい厳しいかな? と言う程度。FSRを併用すれば2.5KでもOKだろうが、Radeon RX 7600は更に性能が上な訳で、これならFSRを併用すれば3Kでも十分行けるし、設定を変えれば4Kもギリいけるかもしれない。ただPerformance Settingにすると4Kでも結構画質が荒れるので、その位なら3Kに留めておく方が無難な気はするが。

フレームレート変動(グラフ31~33)を見ると、ただもう少し話が変わってくる。性能差が明確に出るのは45~50秒付近で、そこから60秒くらいまでの間は急に性能差が無くなる。これは要するにこの辺になるとCPUがボトルネックになりつつあるという話で、性能差が明確なのは10秒くらいまで、その後は差がずっと小さくなっているのが判る。実際描画負荷全体が上がる2.5Kだとグラフが非常にフラットっぽくなっている辺りは、DXRTを無効化している限りにおいてFar Cry 6はそもそもあまり描画負荷が高くない(≒それ以外の負荷が大きい)という事なので、あまり高解像度とか欲張らないで2~2.5Kで遊んでいるのが無難なのかもしれない。

ちなみに今回は敢えてDXRTは無効化しているが、これを有効化すると今回の3枚はどれも2KですらFSRを有効化してギリという感じで、その意味ではまだDXRT対応ゲームを遊ぶにはちょっと物足りないというべきなのかもしれない。

◆Hitman 3(グラフ34~39)

Hitman 3
IO Interactive A/S
https://www.epicgames.com/store/ja/product/hitman-3/home

ベンチマーク方法はこちらのHitman 3の項目に準じる。設定は

Adaptive Supersampling Technique:Off
Ray Tracing:Off
Level of Detail:Ultra
Texture Quality:High
Texture Filter:Anisotropic 16x
SSAO:Ultra
Shadow Quality:Ultra
Mirrors Refrection Quality:High
Reflection Quality:High
Variable Rate Shading:Off
Motion Blur:High
Simulation Quality(Graphics):Best

とした。またDLSS/FSR2利用時はQuality Settingにしている。

  • グラフ34

  • グラフ35

  • グラフ36

  • グラフ37

  • グラフ38

  • グラフ39

さて、訳の分からない結果(グラフ34~36)になったのがこちら。Hitman 3はNativeでDLSS/FSR2/XeSSに対応しているのだが、有効化すると解像度に関係なくフレームレートが低空飛行するというのはどういう事か? 以前こちらの記事で試した際には、4K+DXRTと4K+DXRT+SS(DLSS/FSR)を比較するとDLSS/FSRを使った方が性能が向上していたから、効果が無いわけではない筈なのだが、DXRTを無効化した状態で使うとむしろ効果薄(というか性能が下がる)のかもしれない。

そんなわけで今回の場合はDLSS/FSRの事は考えずに使うのが吉ということになるが、Radeon RX 7600の性能はGeForce RTX 3060と同等だが、1.5Kではやや負けており、逆に2.5ではやや勝っているあたりは、若干とは言え性能の上乗せがあると考えても良いかもしれない。フレームレート変動(グラフ37~39)で見ると甲乙を付けるのは難しい感じではあるが。いずれにせよ、Radeon RX 6600から比べると随分の向上だし、2Kは元より2.5Kでも十分プレイできる性能、として良いかと思う。

◆Metro Exodus PC:Enhanced Edition(グラフ40~45)

Metro Exodus PC:Enhanced Edition
4A Games
https://www.metrothegame.com/

ベンチマーク方法はこちらのMetro Exodus Enhanced Editionの項に準じる。設定はUltraプロファイルに準ずる。FSRには未対応なので、GeForce RTX 3060のみDLSS利用時はQuality Settingで利用した。

  • グラフ40

  • グラフ41

  • グラフ42

  • グラフ43

  • グラフ44

  • グラフ45

さて結果(グラフ40)を見ると、Radeon RX 7600は流石にGeForce RTX 3060+DLSSには勝てないものの、確実にGeForce RTX 3060の生の性能を上回っており、2.5Kは厳しいものの2Kならば十分という感じだ。ちなみにこのMetro Exodus PC:Enhanced EditionもDXRTが無効化できない(Metro Exodusは無効化できたが、PC:Enhanced Editionは無条件で利用される)事を考えると、かなり性能の上乗せがあると考えられる。実際Radeon RX 6600とのフレームレートの差がその性能の向上ぶりを物語っている。

フレームレート変動(グラフ43~45)の2Kを見ると、60fpsを切るのは75~90秒付近の「いつもの場所」だが、ここだとGeForce RTX 3060+DLSSとフレームレートが大差ない事から判るように、描画以外の事がボトルネックになっていると考えられ、それ以外はほぼ60fpsを切らない事から判るように、十分高速である。2.5Kは流石に厳しいが、2K向けのビデオカードという位置づけだからこれは問題にならないだろう。どうしても高解像度で使いたければ、何ならRSR(Radeon Super Sampling)を使うという技もあるからだ(限界はあると思うが、多分2.5Kまでなら何とかなるだろう)。