◆Horizon Zero Dawn(グラフ48~54)
Horizon Zero Dawn
SIE
https://www.jp.playstation.com/games/horizon-zero-dawn/
ベンチマーク方法はこちらのHorizon Zero Dawnの項に準じる。設定はクオリティ優先とした。またOCATでフレームレートを取得している。
まずは平均/最大/最小フレームレート(グラフ48~50)だが、このゲームは以前からややCPUネックなところがあって、2K~2.5Kあたりは横ばいである。平均フレームレートで2.5Kの時に、GeForce RTX 3080はややフレームレートが下がるのにGeForce RTX 3080 Tiでは180fps前後を維持するあたりに2枚のカードの性能差が表れている。これは最小フレームレートも同じで、GeForce RTX 3080 Tiは4Kでもあまりフレームレートが下がらないあたりは、確実に性能が上がった事を物語っている。
フレームレート変動(グラフ51~54)はいつもの通りだが、GeForce RTX 3080 TiはやはりGeForce RTX 3080と比較しても明確にグラフが分離しており、性能差が明白である。
◆Metro Exodus Enhanced Edition(グラフ55~61)
Metro Exodus Enhanced Edition
4A Games
https://www.metrothegame.com/
おなじみMetro Exodusであるが、今年5月にグラフィックスパイプラインを一新したEnhanced Editionがリリースされた。ということで今回からはこちらを利用してベンチマークを行う事にした。
さてベンチマーク手順だが、従来同様Metro Exodus Enhanced Editionのバイナリが置かれているフォルダにBenchmark.exeがあり、これを起動することでベンチマークが行われるのは同じである。ただプリセットが大分絞られ、High(Photo19)/Ultra(Photo20)/Extreme(Photo21)の3種類になった。試しにGeForce RTX 3080でこの3種類を実施してみた結果がこちら(Photo22)である。さすがにちょっとExtremeでは負荷が高すぎであり、一方Highはやや負荷が足りない感じである。そんなわけで今回はUltra Settingのまま解像度だけ変更して実施した。
ちなみに、あとで出てくるShadow of the Tomb Raiderもそうだが、全ての解像度でDLSSが使える訳ではない。なので解像度による性能変化を見るのにDLSSがOn/Offで変化するのは非常に都合が悪いので、DLSSは全て無効での比較としている。
ということでまず平均/最大/最小フレームレート(グラフ55~57)。平均フレームレートや最大フレームレートを見ると、明らかに2KではCPUがボトルネックになっているようで、その意味では性能差が明確になるのは3K以上ということになる。
実際、フレームレート変動(グラフ58~61)を見ると、解像度が上がるほどグラフの差が大きくなる、というちょっと珍しい傾向になっていることがはっきりわかる。その意味では、2KとかのプレイにはGeForce RTX 3080 Tiは勿体なく、4Kを狙う場合に選ぶべき、という結果になった。
◆Red Dead Redemption 2(グラフ62~68)
Red Dead Redemption 2
Rockstar Games
https://www.rockstargames.com/jp/games/info/reddeadredemption2
ベンチマーク方法はこちらに準ずる。Quality Preset LevelはLevel 14の"Favor Quality"とした。こちらもフレームレート変動をOCATで取得している。
平均/最大/最小フレームレート(グラフ62~64)を見る限りは、比較的性能差も綺麗に出ており、概ね不可解な点はない。フレームレート変動(グラフ65~68)では多少暴れている関係で、ところどころGeForce RTX 3080とGeForce RTX 3080 Tiのグラフが交わるシーンが無くは無いが、そうした頻度はあまり多くない。ここでも明確に性能差が示されたとして良いと思う。