日清食品ホールディングスは、同社が保有するトウモロコシ由来の「ラクチプランチバチルス プランタラムN793 (乳酸菌N793株)」が、毛髪の密度を上げ、抜け毛を減らす効果があると発表した。ネットでは「なる早で実用化を!」「世紀の大発見」などと注目が集まっている。

  • 日清食品保有の乳酸菌株、抜け毛を減らす効果が判明 - ネット「なる早で実用化を!」「世紀の大発見」

    日清が保有する乳酸菌株が、抜け毛を減らす効果があると判明したとか。抜け毛に悩む人たちにとって、嬉しいニュースだろう

今回の発表は、2021年4月から2022年10月の間に行われた2つの臨床試験によって実証されたとのこと。

1つ目の臨床試験は、2021年4月から2022年10月にかけて実施されたもので、薄毛に悩む日本人の男女12名を対象とした。対象者は、「乳酸菌N793株」を含むローションを24週間、1日1回頭皮へ塗布する。結果は、ローションの塗布前に比べて毛髪密度が統計学的に有意に上昇し、洗髪時の抜け毛本数も統計学的に有意に減少したそうだ。「乳酸菌N793株」に、毛髪密度の上昇および抜け毛の減少効果があることが明らかとなった。この成果は、「日本乳酸菌学会誌 (Journal of Japan Society for Lactic Acid Bacteria 2022 ; 33 : 206–214.)」に掲載されている。

  • 「乳酸菌N793株」を含むローションを頭皮に塗布すると、毛髪密度が上昇し、抜け毛本数が減少

2つ目の臨床試験は、2021年10月から2022年5月にかけて、薄毛に悩む日本人の男女104名を2群に分けて行われた。一方の52名には「乳酸菌N793株」を含むローション、もう一方は「乳酸菌N793株」を含まないローション(プラセボ)を24週間、1日1回頭皮へ塗布。結果は、「乳酸菌N793株」を含まないローションを塗布した被験者と比べて、「乳酸菌N793株」を含むローションを塗布した被験者は統計学的に有意に毛髪の密度が上昇したという。この成果は、今年7月に開催される「日本乳酸菌学会2023年度大会」にて発表する予定だそう。

  • 「乳酸菌N793株」を含むローションを頭皮に塗布すると、毛髪密度も上昇した

ネット上では「一部の人達には世紀の大発見」「なる早で実用化を!」「乳酸菌にそんな効果が!?」「日清食品の株買っておいたほうがいいか??」「抜け毛酷いから朗報🙏」などの声が寄せられた。