ラトックシステムは4月13日、4K映像のダウンスケール機能を搭載するHDMI分配器2モデルを発表した。異なる解像度のディスプレイを接続しても4Kディスプレイには4Kで出力、フルHDディスプレイにはフルHDで出力、というように使い分けられます。価格は2台用モデル「RS-HDSP2PA-4K」が11,550円、4台用モデル「RS-HDSP4PA-4K」が13,970円。ともに4月下旬より発売する。

  • 2台用モデル「RS-HDSP2PA-4K」

  • 4台用モデル「RS-HDSP4PA-4K」

1台のPCやゲーム機器などの映像を、複数のTVやディスプレイに出力するHDMI分配器。4K映像のダウンスケール機能を搭載し、異なる解像度のディスプレイを接続しても4Kディスプレイには4Kで出力、フルHDディスプレイにはフルHDで出力、というように使い分けられる。ダウンスケール機能が使えるのは、4K/30Hzから1080p/30Hz、4K/60Hzから1080p/60Hzのみ。ダウンスケール機能は、ディップスイッチでポートごとにオン/オフを切り替えられる。

  • 4K映像のダウンスケール機能があるので、各機器の解像度に合わせて出力できる

主な使い方としては、遅延のないゲーム表示をしながら、別のポートをキャプチャユニットに接続してPCで録画 / 配信したり、音声をゲーミングアンプに接続して迫力あるサウンドを出力するなど。ほかにもイベントなどで同じ画面を複数出力したい時などにも便利だ。

  • ゲーム配信をする際にも便利に使える

動作モードは、全ディスプレイ共通の解像度と音声フォーマットで出力する自動判別モードと、OUTPUT1に接続したディスプレイの解像度と音声フォーマットで出力する優先出力モードの2種類。HDR 10やDolby VisionなどのHDR規格に対応し、デジタル著作権保護技術HDCP1.4 / 2.2にも準拠している。

音声出力用ポートとして、光デジタル(角型)×1系統とライン出力を装備。光デジタル出力は、Dolby Digital 5.1ch、DTS 5.1chなどの音声フォーマットに対応する。本体サイズはRS-HDSP2PA-4Kが約W215×D63×H15mm、重さは約180g。RS-HDSP4PA-4Kが約W180×D63×H15mm、重さは約240g。PlayStation 5、PlayStation 4、Nintendo Switch、Xbox Series Xなどの最新ゲーム機でも利用可能だ。