米国議会図書館は現地時間4月12日、人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」の名曲「Super Mario Bros. theme」(地上BGM)を収蔵すると発表した。同図書館に、ゲーム音楽が収蔵されるのは史上初だそう。ネットでは「40年近く経った今でも名曲」「凄い!」などと注目が集まっている。

「地上BGM」は、近藤浩治さんが作曲し、1985年のスーパーマリオブラザーズで初めて収録された。ゲームをスタートして最初の地上ステージから流れるお馴染みのBGMであり、誰しも一度は聴いたことがあるだろうあの曲だ。ゲーム音楽を代表する曲といっても過言ではないだろう。任天堂のサウンドチップが膨大な音楽の複雑さを実現できることを証明した曲でもある。

同図書館は、「チップチューンミュージシャンの基礎を築き、世界中のオーケストラで演奏されるなど、この40年間で最も愛された楽曲のひとつといえるでしょう」とコメントしている。

今回の発表は、将来にわたって保存すべき全米の録音資料を登録するNational Recording Registry(全米録音資料登録簿)によるもの。全25曲が発表され、マリオのBGMが、マドンナや、マライア・キャリー、ジョン・レノンの曲などと肩を並べる形となった。

2023年のNational Recording Registry。ツェッペリンとかジョン・デンバーとかジョン・レノンと一緒に収蔵とか、マリオのあの曲は世界的にもやっぱり凄かった。フラッシュダンスのWhat a Feelingが入っているのもちょっと嬉しい

ちなみに、4月5日から北米で先行上映された映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」は、公開3日間で1億4,600万ドル(約194億円)、5日間で2億ドル(約271億円)を突破し、全米初登場No.1を記録する勢いとなっている。全世界においては、3億7,500万ドル(約500億ドル)の興行収入を記録し、アニメ映画のオープニングとして、歴代新記録を樹立したという。今から日本での公開が待ち遠しい。

ネット上では「ほんとここまでビックになるなんて、世界一有名な配管工だわ」「40年近く経った今でも名曲です😀」「アメリカ議会図書館に収蔵されるなんて凄い!」「独創的なメロディーだよね耳に残ると言うか、聴いた瞬間誰もがあ、マリオだ!ってなるのがすごい」などの声が寄せられた。