KDDIとワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)は3月29日、OpenRoamingに対応したフリーWi-Fi構築用プラットフォームを開発したと発表した。

  • KDDI/Wi2、OpenRoaming対応の公衆Wi-Fi基盤を提供

    KDDI/Wi2、OpenRoaming対応の公衆Wi-Fi基盤を提供

旅行者向けのフリーWi-Fiを提供する自治体などに向けたシステム。公衆無線LANサービス関連事業者の業界団体であるWireless Broadband Alliance(WBA)で策定された、国際的な無線LANローミング基盤「OpenRoaming」に対応する。

OpenRoaming準拠のアプリや一部端末の標準機能による接続を受け入れ、提供地域を初めて訪れる国内外からの旅行者でも簡単に接続できる仕様とする。

また、アクセスポイントの正当性を電子証明書で検証する仕組みを備えることで偽アクセスポイントへの誤接続を防いだり、利用者ごとに異なるキーを用いて無線区間を暗号化することで盗聴を防いだりと、セキュリティ強化が施されている。

KDDI/Wi2は「TOKYO FREE Wi-Fi」のサービス環境開発・運営を東京都から受託し、3月31日から本プラットフォームによる運用を開始する。