いまや、スマートフォンの価格が10万円を超えても驚かない時代になりました。スタンダードモデルの「iPhone 14」でさえ、もっとも安いモデルは119,800円です。iPhoneを買うときに少しでも安くする方法が気になるのは、当然だといえます。
本稿では、iPhoneをできるだけお得に入手するために覚えておきたい5つのポイントを紹介します。新生活に備えてiPhoneの購入を検討している人は、ぜひチェックしておきましょう。
MacやiPadを買ったらもらえるギフトカードでiPhoneを安く買う!
2月2日から4月10日までの期間、オンラインのApple Storeと直営店のApple Storeでは「新学期を始めようキャンペーン」が実施されています。いわゆる学割キャンペーンで、指定のMacやiPadを購入するとMacなら最大24,000円分、iPadなら19,000円のApple Gift Cardがゲットできます。
残念ながらiPhoneはキャンペーンの対象になっていませんが、このキャンペーンで入手したApple Gift CardをiPhoneの購入に使うことはできます。MacやiPadを買う予定があるならば、実質的にiPhoneを割り引いて購入できます。
キャンペーンの対象となるのは、大学や高等専門学校、専門学校の学生や入学が決まった生徒、大学受験予備校に在籍する学生です。保護者による代理購入も対象になります。見逃せないのが、PTAの役員として活動中、もしくはPTA役員に決まった保護者も対象になること。自分が対象かどうかを改めて確認し、対象であれば見逃さないようにしましょう。
キャンペーンの恩恵を受けるには、オンラインのApple Storeだと「学生・教職員向けストア」で購入する必要があります。通常のストアで購入手続きが完了したあとにキャンペーンに申し込むことはできませんので、購入前にしっかり確認することが大事です。
キャリア版を買うならApple Storeを狙うべし
iPhoneを一括価格で購入したい場合は、3大キャリアで購入するよりもApple Storeを選んだ方が安く済みます。キャリアで販売しているiPhoneは、実はApple Storeで販売しているSIMフリー版の価格よりも高く設定されているからです。
例えば「iPhone 14」(128GBモデル)の場合、ドコモオンラインショップでは138,930円、auオンラインショップでは140,640円、ソフトバンクオンラインショップでは140,400円ですが、Apple Storeでは119,800円です(※3月中旬の価格)。
さらに見逃せないのが、キャリア版のiPhoneをApple Storeで購入すること。Apple Storeでは、キャリア版のiPhoneはSIMフリー版よりも8,800円安く購入できるからです。
「Apple Trade In」の下取り金額が期間限定で増額されている
古いiPhoneからiPhone 14などの最新モデルに買い替えたい場合、Apple Storeの下取り「Apple Trade In」(アップルトレードイン)を利用するのもおすすめです。現在、3月31日までの期間限定で下取り額が増額され、よりおトクに最新モデルに乗り換えられます。
たとえば、2世代前のモデルである「iPhone 12」は最大46,000円で下取りしてくれます。キャンペーン前の下取り額は最大41,000円だったので、今なら1割以上高くなっています。端末の状態によっては満額の下取りを受けられるとは限りませんが、パネルの割れや落下による破損がなく正常に動作するようであれば、満額下取りが期待できます。
量販店が独自で実施するセールを狙う手も
Apple Storeや携帯キャリアで購入するのと比べ、大幅に安価に入手できる可能性があるのが、家電量販店での購入です。特定の携帯キャリアの回線契約が必須になりますが、実質1円~数十円で入手できることがあります。
実は、総務省による指導によって、回線契約と同時に端末を販売する場合、割引できる金額は22,000円までと制限されています。しかし、端末そのものの割引には上限が設けられていません。それを利用して大幅な割引が得られるわけです。市場の健全性を考えると悩ましいところですが、消費者としてはやはり魅力的な内容といえます。
もちろん、店舗ごとに内容は異なり、どの機種に対しても行われているわけではありません。目当ての機種のキャンペーンに出会えたらラッキー、といった感じで周辺の量販店を巡ってみるとよいでしょう。平日よりも、土日や祝日の方がよい条件が出ることが多いようです。
なお、こうした販売ルールの見直しは現在も議論されているので、いつまでこうした買い方ができるかは分かりません。お店のキャンペーン自体も期間や台数が限定されているケースが多いので、納得できる内容の場合は即決する気持ちで臨みましょう。
ギフトカード利用時にはポイント経済圏を意識するのも忘れずに
Apple StoreでiPhoneを購入するのに使うAppleギフトカードを買う際は、一部のポイントプログラムと組み合わせると、ポイント還元でわずかにお得になる場合があります。例えば、楽天市場の認定店でAppleギフトカードを購入すると、購入金額の数%が「楽天ポイント」として還元されます。
また、この認定店では貯めた楽天ポイントを使ってAppleギフトカードを購入できます。期限が迫ったポイントを堅実に活用する手としても覚えておくとよいでしょう。
注意したいのが、購入金額には上限が設けられているので、初回購入~45日までは1万円分までしか購入できないこと。さらに、楽天ポイントで購入する場合には、1円以上の支払いをクレジットカードで決済する必要があります。
今回は、少しでもおトクにiPhoneを安く入手する方法として、5つのアプローチを紹介しました。このなかから自分に合った方法を無理なく試してみるとよいでしょう。