アユートは、Astell&KernブランドのポータブルUSB DAC「AK HC3」の発売日を2月10日に決定した。3.5mm 4極マイク入力に対応しているのが特徴で、USBバスパワーで動作する。価格は30,980円。カラーはDark Gray。

  • AK HC3

コンパクトなハイレゾ対応ポータブルUSB DAC「AK HC」シリーズの第3弾として2022年12月に発表していたもの。国内での発売日は確定次第、改めて案内するとしていたが、今回発売日と価格、詳細仕様が正式に決まった。

  • 「ポタフェス 2022 冬 秋葉原」で展示されていたAK HC3

3.5mmアンバランスのヘッドホン出力とUSB Type-C端子付きのケーブルを両端に装備。「Hi-Fi Sound Anywhere」をスローガンに掲げ、初代の3.5mmステレオミニ出力付き「AK PEE51」(AK HC1/2021年発売)、第2弾の4.4mmバランス出力搭載「AK HC2」(2022年発売)の長所を生かしつつ、「さまざまなシーンで真のHi-Fiサウンドを楽しめるように機能を充実させた」としている。

  • スマホと組み合わせて使うイメージ(AK HC3以外は付属しない)

ユーザーからの要望が多かったという、3.5mm 4極マイク・コントローラー入力をサポート。これにより、対応するイヤホン/ヘッドホンでゲームを楽しんだり、テレワークなど使ったりできるようにした。イヤホンジャック部にはセンサーを備え、プラグを挿入したときのみ接続先がAK HC3をUSB DACとして認識する。

  • USB-C搭載デバイスとの接続イメージ(AK HC3以外は付属しない)

本体はアルミ素材を使ったフルメタルハウジングデザインで、ケーブルには銅芯線に錫コーティングを施した高耐久性デュアルノイズシールドケーブルを採用。USB-Cポート搭載のデバイスに直結して使え、AndroidデバイスではAndroid専用のボリューム調節連携アプリ「AK HC」が利用可能だ。Lightning端子搭載のiOSデバイスでも、付属のUSB-C to Lightningアダプターを使って接続できるが、その場合は4極リモコンマイクには非対応となる。

  • 高耐久性デュアルノイズシールドケーブルの構造

  • Androidアプリ「AK HC」の画面イメージ

  • 付属のUSB-C to Lightningアダプター(左上)。iOSデバイスでも利用できる

ESS製のDACチップ「ES9219MQ」をデュアルDAC構成で搭載し、最大384kHz/32bitまでのPCMと、DSD256(DSD 11.2MHz)のネイティブ再生に対応。MQA 8X再生に対応したレンダラーも搭載し、MQA 8Xまでのあらゆる MQA ソースを再生できるという。また、統合音楽再生ソフト「Roon」もサポートする。本体には、再生ファイルに応じて色が変化するLEDインジケーターを搭載した。発光色はスタンバイ状態がホワイト、PCMがレッド、DSDがブルー、MQAがマゼンタ。

ハイレゾオーディオプレーヤーで培った技術やノウハウも盛り込んでおり、独自のオーディオ技術によって回路やコンポーネント、パワーマネジメントを「最高の状態で妥協することなく組み込んだ」とのこと。低歪みで高いSNを追求。AKプレーヤーで使っている、電源変動を抑制して安定したシステムとオーディオ性能を実現するテーラード超小型タンタルコンデンサーを搭載し、最適なオーディオ回路を構成することで、性能を落とさず小型化を実現した。また、消費電流を最小限に抑えながらも出力とオーディオ性能を強化している。

具体的には、バスパワーによる消費電流を最小限に抑えながらも、2Vrms(無負荷)の高出力化と118dBの高SN、THD+N 0.0005%の低歪み化を実現。また、3.5mmアンバランス接続ながら-130dBという低クロストークを追求することにより、高インピーダンスなヘッドホンでも駆動可能になり、逆に高感度イヤホンを使用した場合も「ノイズフリーで歪みの少ない原音に忠実なサウンド」が楽しめるとのこと。出力インピーダンスは2Ω。

機器に直接接続されたUSB端子側のDACで音声信号を処理し、出力する方式ではなく、ノイズを極限まで抑えた“リアオーディオ出力構造”を採用。機器からのデジタル信号は2重シールドケーブルを経由してオーディオ回路に入り、その後DACでアナログ信号に変換。デジタル信号を後から処理することで、低ノイズなサウンドを追求している。

本体サイズはUSBプラグ部が12.5×8.7×21mm、ヘッドホン出力部が18.2×11.5×59mm。重さは約20g。

  • ノートPCに接続したイメージ(AK HC3以外は付属しない)