「Tweetbot」や「Twitterrific」など一部のサードパーティ製Twitterクライアントが利用できなくなっている中、Twitterが初めて同社のAPI規則が関係している可能性に言及した。

サードパーティ製クライアントの問題は1月13日に始まり、影響を受けているクライアントを利用しようとすると認証エラーが発生する。「Tweetbot」を開発するTapbotsがTwitterに問い合わせるも返答はなく、14日にThe InformationがTwitterによる意図的なブロックであると報じていた。

17日に投稿されたTwitter Devチームのツイートによると、TwitterはAPI規則の厳守徹底に努めており、「それによって一部のアプリが動作しなくなる可能性があります」と述べている。13日に始まった問題について具体的な規則違反を示してはいないが、Twitterによる意図的なブロックの疑いを裏付けるツイートと見られている。

Tapbotsは「Tweetbotは10年以上前から存在しており、常にTwitter APIの規則に従ってきました。準拠する必要がある既存の規則があるのなら、私達は喜んで従います。しかし、それが何かを知る必要があります…」とツイートしてTwitterに対応を求めた。また「Twitterrific」を開発するIconfactoryも、Twitter Devチームのツイート後も明確な説明がないと嘆いている。昨年12月に、Twitterの改革を進めるイーロン・マスク氏が「透明性こそ信用を得るカギ」とツイートしていた。それにも関わらず、不透明な状態のまま長引くトラブルに影響を受けている開発者やユーザーの不満が高まっている。