セイコーウオッチのアウトドアブランド「プロスペックス」から、クロノグラフコレクション「スピードタイマー」の新作が登場する。2月10日に発売し、世界限定600本(うち日本国内は150本)、価格は385,000円。

  • セイコー プロスペックスの機械式クロノグラフ「スピードタイマー」から新作が登場

自動巻き機械式クロノグラフ「スピードタイマー」は、セイコーウオッチが長年培ってきた計測機器に求められる高い実用性を追求したコレクション。スポーツシーンをはじめとしてあらゆるシーンで一瞬一瞬を記録するとうたう。

今回発売する新作は、1972年の国際的な冬季競技大会用ストップウオッチに用いられた、光沢がないブラックダイヤルのモデル。当時、雪の中でも時間を正確に読み取る高い判読性を追求して誕生したデザインだ。

通常よりも彩度の高い朱赤を、目盛りと9時位置のクロノグラフ積算計に配すことで、より視認性を強化。センタークロノグラフ針と9時位置の分積算針は白にデザインし、誤読を防いでいる。

  • 左が1972年に国際的なスポーツ競技大会で使われた冬季競技用ストップウオッチ。右が今回発売される新作

ダイヤル外周部まで届くセンタークロノグラフ針は、目盛りとの距離を限界まで近づけるため、先端部をダイヤル側へ曲げ、判読性を高める工夫を施している。また、時分針とインデックスの一部には蓄光塗料のルミブライトを塗布し、暗い場所での視認性を確保した。

2時位置と4時位置のプッシュボタンも当時のストップウオッチに倣い、上面を広く取ったフラット形状を採用する。ブレスレットはストラップ裏側の縫目を隠す「コンシール加工」を施したカーフレザー。汗や皮脂によるストラップの劣化を防ぎ、耐久性を高めた。

裏ぶたはシースルーバックとなっており、手巻き付き自動巻き機械式クロノグラフムーブメント「キャリバー 8R46」の動きが見える。このキャリバー 8R46は、設計から製造までを自社で行うマニュファクチュールだ。高い精度と耐久性、メンテナンス性を備える。パワーリザーブは約45時間。

  • 2時位置と4時位置のプッシュボタンは、上面を広く取ったフラット形状となっており、押しやすく確実な操作をサポート

  • 手巻き付き自動巻き機械式クロノグラフムーブメント「キャリバー 8R46」は、計測のスタート・ストップで針ズレや針飛びを抑え、高精度な計測を提供する垂直クラッチを採用

ケースとブレスレットの素材はステンレススチールで、「ブラック硬質コーティング」を加工。ケースサイズは外径42.5×厚さ15.1mm、風防は内面無反射コーティングのデュアルカーブサファイアガラス、防水性能は10気圧。