米Intelは現地時間の1月12日、Raptor Lake-Sの開発コードネームで知られる第13世代Intel Coreのデスクトップ向けCPUに、新たな最上位モデルとして「Core i9-13900KS」を追加した。動作周波数は最大で6.0GHzに達し、世界最速のデスクトップ・プロセッサをうたっている。

  • Intelが「Core i9-13900KS」を発表、6.0GHz動作のRaptor Lake最速モデル

    最大6.0GHz動作の「Core i9-13900KS」

Core i9-13900KSの主な仕様は以下の通り。既存のCore i9-13900Kと比べると、最大動作周波数が5.8GHzから6.0GHzへと引き上げられ、ベースパワー(PBP)が125Wから150Wへと上昇している。

  • 製造プロセス:Intel 7 (Raptor Lake)
  • コア数:24
  • (Pコア数):8
  • (Eコア数):16
  • スレッド数:32
  • ターボ・ブースト最大周波数:6.0GHz
  • スマートキャッシュ:36MB
  • 合計L2キャッシュ:32MB
  • ベースパワー:150W
  • ターボパワー:253W
  • グラフィックス:Intel UHD 770 (32EU)

同社では、昨年9月に第13世代Intel Coreシリーズをローンチした際に、パット・ゲルシンガーCEOが「来年の早い時期に6.0Ghz製品を数量限定で発売する」と予告していた。これが実際に製品として発表されたのが、今回の「Core i9-13900KS」と見られる。

  • 同社が昨年開催したIntel Innovation 2022というイベントで、Pat Gelsinger氏が6.0GHzで動く13世代Intel Coreを予告していた

発表を受けて日本国内でも発売が解禁されており、秋葉原のPCパーツショップでは、リテールBOX品が実売価格123,800円前後で販売中となっていた。化粧箱には「SPECIAL EDITION」との記載があり、流通量は限られている模様。ほか、いくつかのBTOパソコンメーカーでも取り扱いを開始している。