米Googleは、クラウドフォトストレージ「Google フォト」において、撮影場所の推定に関する仕様変更を2022年12月中旬から数カ月かけて段階的に行っている。今後、ロケーション履歴に基づく推定方法は廃止される。

  • Googleフォト ロケーション履歴

    編集部のある都内のオフィスビル付近で撮影した写真を、Google フォトで開いたところ。写真そのものには位置情報を付けていないが、このようにロケーション履歴から推定された撮影場所が表示される

Google フォトは写真に特化したクラウドストレージであると同時に、被写体や撮影日時、撮影場所などの情報による検索性の高さも特徴のサービスだ。今回仕様変更が行われた「位置情報のない写真の撮影場所を推定する」機能も、その利便性を支えてきた要素のひとつと言える。

この機能では、同じアカウントで使われているGoogle マップのロケーション履歴を利用し、位置情報が埋め込まれていない写真であっても「この撮影日時ならこの場所にいたはず」というように推測したおおよその位置情報をGoogleマップ内でのみ付与している。これにより、位置情報を付けずに撮った写真でもGoogle フォトの検索機能を活用できた。

仕様変更後も「位置情報のない写真の撮影場所を推定する」という設定項目は残るが、今後はロケーション履歴は用いず、ランドマーク(目印)となるような被写体が写っている場合などに限って機能する。

ユーザーに対しては順次、Google フォトを開いた際に「既存の撮影場所(推定)をそのまま保持するか削除するか」の選択を求めるメッセージが表示される。保持を選んだ場合は、これまでに推定された情報は引き続き閲覧できる。