Googleがホリデーシーズンに向けて、Android、Google TV、watchOSに提供する新機能を発表した。

ここ数年、同社は複数のデバイスを連係させた機能やサービスまたはコンテンツの共有によって実現する新たな体験に力を注いでいる。冬のアップデートも例外ではなく、新たな連係や共有を提供する機能を多数含む‌。

まず、「Google TV」アプリを使ってスマートフォンからワンタップで対応するテレビにコンテンツを直接キャストできるオプションのロールアウトを来週に開始する。スマートフォンをリモコンとして使用でき、視聴中に他のコンテンツをチェックすることも可能。

PixelスマートフォンとiPhoneで、対応する自動車用のデジタルキーを友人や家族と共有できる。スマートフォンの「ウオレット」アプリで自分の車にアクセスできる人を確認・管理する。

GoogleマップのWear OS用タイルを使ってスマートウォッチから自宅やオフィスへのナビゲーションを開始するなど、スマートウォッチを活用することでスマートフォンをアンロックする頻度を減らせる。日の出/日の入り時刻の表示、重要な連絡先へのコンタクトなど新しいタイルをWear OSに追加、スマートウオッチでより多くのことを行えるようにする。また、今月後半の提供を予定しているWear OS用「Google Keep」アプリのアップデートで、スマートフォンで書いたメモやToDoのラベル、共同作業者、カスタム背景、写真やドローイングなどをスマートウォッチでも同じように確認できるようになる。

エンターテインメント関連では、YouTubeの新しい検索ウイジェットを使って、ホーム画面から直接YouTubeビデオを検索したり、YouTubeの登録チャンネル、ライブラリ、ショートなどにアクセスできるようにした。

Googleフォトのモバイルアプリで利用できるコラージュエディタに、オーストラリアのビジュアルアーティストDABSMYLA、水彩画家Yao Cheng Designがデザインしたホリデーシーズン向けのスタイルが追加される。また、💙、⛄️、❄️といった新しい絵文字を使って、ホリデーシーズンの雰囲気を伝えるステッカーコンボをEmoji Kitchenでマッシュアップできる。

Google Playで「読み上げモード」アプリの提供を開始した。目の不自由な人や失読症の人を主な対象に、コンテンツの表示を調整するアクセシビリティ機能を利用できるようにするユーティリティツールだ。インストールすると、コントラスト、フォントの種類やサイズなどをカスタマイズできる表示オプションが追加され(クイック設定にも統合)、他のアプリやウェブページにも適用できる。