岸田文雄首相と、米大手IT企業・Appleのティム・クックCEOが12月15日に首相官邸にて会談したのだが、その席で岸田首相が、マイナンバーカードの機能をAppleのスマートフォン「iPhone」に搭載できるようにしてほしいと要請していたことがわかり、ネットには賛否の声が集まっている。

マイナンバーカードについては、米Googleが開発するOS「Android」のスマートフォンには、来年5月から機能が搭載できる予定となっていたが、iPhoneに関しては目処が立っていなかった。

岸田首相はクックCEOとの会談で、スマートフォン市場の規制改革などをめぐって意見を交換。その際に岸田首相が、iPhoneにマイナンバーカードの機能を搭載してほしいとクック氏に要請したという。関係者によると、クック氏はこの要請に「取り組みたい」と答えたそうだ。

ネット上では「こういうことはやめてほしい」「なんでもかんでもデジタル化にすんの普通に危なくて嫌なんだけど」「無くした時のダメージをさらにでかくせんでくれ」と否定的な声がある一方、「ええやん。これは進めるべきやがな。頑張っとくれ」「まだカードよりかはいい」「セキュリティ的に安全なら、その方が便利だろうな」と賛成する声も寄せられている。