洗剤などを製造販売する会社・第一石鹸の公式Twitterが投稿した「重曹とクエン酸を混ぜても汚れは落ちない」というツイートに、ネットで「嘘だろ……信じてたのに……」と注目が集まっている。

注目を集めたのは、11月29日に投稿された第一石鹸公式Twitterのツイート。「#いいにくいことをいう日」のハッシュタグをつけた「重曹とクエン酸を混ぜると勢いよく泡が立ちますが、中和しちゃうので汚れはあまり落ちません」という内容の投稿だ。

重曹は水に溶かすと弱アルカリ性で、酸性の油汚れや鍋の焦げ付きに効果があり、一方でクエン酸は酸性を示し、浴室の石鹸カスや、水回りの掃除に効果的で、それぞれ反対の性質を持っている。

そのため、重曹とクエン酸を混ぜると、中和反応を起こし、お互いの洗浄効果を打ち消しあってしまう。また、中和反応による「二酸化炭素」の大量の泡自体には、こびりついた汚れを洗浄する効果はないという。

同社曰く、それぞれ得意なことが違うため単独で、時間を置いて使用すると良いのだそう。

ポピュラーな掃除用洗剤として「クエン酸」と「重曹」の組み合わせを耳にする機会が多かったことからか、ネットでは「地味にショック」「え?何回かやったよ?がっかりだよ~(_)」「嘘だろ……信じてたのに……」と驚きの声が集まった。