Amazonは、11月25日午前0時から12月1日23時59分までの7日間実施する大型セール「ブラックフライデー」の内容を発表。旅行グッズや家電製品、日用品など多彩な商品を取りそろえ、特別価格で販売する。

  • 2022年のAmazonブラックフライデーは、11月25日午前0時から12月1日23時59分までの7日間開催

2022年のAmazonブラックフライデーは「さぁ、ビッグセールで最高のご褒美を。」をテーマに、旅行グッズをはじめ生活必需品やファッションアイテム、日々の生活をグレードアップする“ご褒美家電”、調査で人気の高かった商品カテゴリーまで、前年より多い100万点近い商品を特別価格で販売。2021年のブラックフライデーは午前9時スタートだったが、ユーザーの要望を受けて今回は25日に日付が変わってすぐの午前0時スタートに前倒しとなった。

ブラックフライデーは3つのセールで構成しており、「ビッグサプライズセール」には日替わりでさまざまなカテゴリーの商品が“あっと驚くような価格”とともに数量・時間限定で登場、連日楽しめるとする。スケジュールと各日の対象となる製品カテゴリーは以下の通り。

  • 11月25日:PC・タブレット・PC周辺機器・Amazonデバイス
  • 11月26日:食品・飲料・お酒・ドラッグストア
  • 11月27日:おもちゃ
  • 11月28日:ファッション
  • 11月29日:シューズ・ジュエリー
  • 11月30日:ホーム&キッチン
  • 12月1日:ベビー・ペット・Amazonデバイス
  • アマゾンジャパン合同会社 プライム・マーケティング事業統括本部長 鈴木浩司氏が、2022年のAmazonブラックフライデーの詳細を発表

また、カスタマーレビュー星4つ以上の商品を中心とした商品を在庫豊富に販売する「特選タイムセール」や、売れ筋商品を数量限定で販売する「数量限定タイムセール」といった、恒例のセールも実施する予定だ。

恒例の「ポイントアップキャンペーン」に加え、プライムデーで好評だったという「プライムスタンプラリー」も実施する。

さらに、年末年始にかけ「クリスマスギフト2022」や「冬ギフト・冬グルメ特集2022」といった特集ページの開設や、2023年1月のビッグセール「Amazon初売り」開催も予定している。

記者会見場で披露された「Amazon ブラックフライデー」注目商品の一部

  • (左から)タトラス ダウンコート ADE メンズ カーキ、アメリカンツーリスター Amazon.co.jp 限定 スーツケース Hundo

  • (左から)コムテック車用 前後2カメラドライブレコーダー、Apple iPad 第9世代(10.2インチ Wi-Fi 64GB)、[Amazon限定ブランド]アサヒ飲料ウィルキンソン ラベルレスボトル 500ml×24本

  • (左から) CIOモバイルバッテリー、Echo Show 5 第2世代

  • (左から)コカ・コーラ い・ろ・は・す 天然水ラベルレス560ml×24本、デロンギ 全自動コーヒーメーカー マグニフィカS、ティファール 電気圧力鍋 ラクラ・クッカーコンパクト

  • (左から)[Amazonブランド]SOLIMOボックスティッシュ400枚(200組)×24個、Mama Bear ベビー おしりふき 80枚入×20個、レゴ アイデア ソニック・ザ・ヘッジホッグ グリーンヒルゾーン

記者発表会には、女優の桐谷美玲さんと、動画クリエイターのおるたなChannelさんも登場。Web上でも公開中のスペシャルムービーを披露し、年末のお買い物をテーマにしたトークセッションを繰り広げたほか、桐谷さん、おるたなChannelさんがそれぞれ、Amazonでの買い物やサービスを通じて「今だからこそ実現したいと思う豊かな生活空間」を模した展示も行われた。トークセッションの模様は別記事でレポートする。

  • 女優の桐谷美玲さんがスペシャルムービーに登場

  • 2022年のブラックフライデーでは「自分へのご褒美としてコーヒーメーカーを買おうかなと思ってます」と話す桐谷さん

  • 記者会見場に登壇した桐谷さん(右)。左はアマゾンジャパンの鈴木浩司氏

  • 動画クリエイターのおるたなChannelさんも登場した

Amazonが支える「家計・時間の節約」

ブラックフライデーのセール概要の発表に先立ち、2022年のAmazonの取り組みを振り返った、アマゾンジャパン合同会社 プライム・マーケティング事業統括本部長の鈴木浩司氏。幅広いカテゴリーの製品を求めやすい価格で販売するタイムセールを毎月のように開催しており、なかでも7月開催のプライム会員向けセール・Amazonプライムデーでは「期間中の2日間で、総額270億円以上もおトクに買い物が行われた」とアピールした。

  • 2022年のAmazonの取り組みを振り返る、アマゾンジャパン合同会社 プライム・マーケティング事業統括本部長の鈴木浩司氏(下)

プライム会員向けのネットスーパーもさらなる拡充を図っており、Amazon直営の「Amazonフレッシュ」については、新たな物流拠点として「Amazonフレッシュ葛西フルフィルメントセンター」を11月に開設。Amazon フレッシュ全体の商品保管出荷能力を大幅に拡充し、1時間単位の配送時間帯をオプションとして指定できるエリアも拡げたとのこと。

提携ネットスーパーについては、ライフの配送エリアを順次拡大すると共に、バローでは店舗受け取りサービスの提供を開始。3つめの提携ネットスーパーとなる成城石井も2022年にオープンした。

プライムビデオなどの配信コンテンツや、Amazon独自のデバイスのラインナップも強化。一例として、Kindleシリーズ初の手書き対応タブレット「Kindle Scribe」やAlexa搭載完全ワイヤレスイヤホン「Echo Buds」、船井電機と共同で展開するFunai Fire TVスマートテレビなどを紹介した。

物流拠点配送拠点も新設し、配送をさらに改善。西日本最大、東京ドーム2個分以上の規模の物流拠点となるFC(フルフィルメントセンター)を尼崎に開設し、2,000人以上の雇用機会を創出。尼崎市を中心とした地域社会のさらなる発展に寄与したという。関東にも最大級のFCを開設したほか、7月には全国18カ所に配送拠点を新設し、10都道府県に700万点以上の商品を翌日配送できるようになった。沖縄県への翌日配送も空輸便を使って実現しているとのこと。

Amazonでは、2022年のブラックフライデーセール開催を前に、コロナ禍の行動制限と生活に関する意識調査を実施している。それによると、約7割の人が「コロナ禍において我慢したこと、諦めたことがあった」と回答したという。さらに物価高騰の影響もあり、半数近くの人が我慢していたこと、諦めていたことを実現するのは難しいと感じているそうだ。

とはいえ、暮らしを豊かにするために「これだけにはお金を使いたい」というニーズがいくつかあることも把握。その上で重要なのは「家計と時間をやりくりすること」であり、Amazonが家計と時間の節約をサポートしていくことを強調した。

具体的なサービスのひとつとして、鈴木氏は「定期おトク便」を改めて紹介。既に提供中のものだが、これを活用することでAmazon ブラックフライデーをおトクに楽しめるようになる。たとえば、定期おトク便で注文するとセール価格から最大10%、同一日に3種類以上の商品を定期おトク便として注文する“おまとめ割引”利用で最大15%オフとなる。定期おトク便の対象となる商品も、前述の「特選タイムセール」に登場するため、これらの割引の組み合わせでさらにおトクに買い物ができるという。

家計応援として、Amazonネットスーパーの食品・飲料が最大50%オフになるキャンペーンも実施(エリア限定)。Amazonフレッシュ、ライフ、バロー、成城石井の商品が対象となる。

一般消費者だけでなく、Amazon上に出店・出品する多様な販売事業者のビジネスも支援する。その一環として、販売事業者の女性社員が自社の商品やブランドへの想いを寄せた特設ページを公開した。また、Amazonサイト上では国内の中小企業の事業者であることを示すバッジが付けられており、そうした企業の商品が見つけやすくなるとのこと。こうした取り組みの中で紹介される商品もセール対象として登場するそうなので、Amazonブラックフライデーを楽しみながら、国内の中小企業に触れられる良い機会にもなりそうだ。