シチズン時計は11月17日に、最高峰のブランド「The CITIZEN(ザ・シチズン)」から、文字板に藍染和紙を用いたレギュラーモデルと特定店限定モデルを発売する。レギュラーモデル「AQ4091-56M」の価格は440,000円、特定店限定モデル「AQ6110-10L」の価格は880,000円。
文字板の藍染和紙は、「天然灰汁発酵建(てんねんあくはっこうだて)」で染めた土佐和紙を採用。天然灰汁発酵建は、蓼藍(たであい)という植物の葉を乾燥、発酵して作る蒅(すくも)をもとにして、木灰汁(もくあく)などを加えて染液を発酵させる日本の伝統技法だ。深みと冴えがある美しい藍色はジャパンブルーとも呼ばれ、この藍染和紙を用いた文字版は、シチズンの時計としては初めてとなる。藍の栽培から染料の制作、染色まで一貫して行っている徳島の藍染工房「Watanabeʼs」で土佐和紙を手染めしたもの。
レギュラーモデルのAQ4091-56Mは、年差±5秒のクオーツムーブメント(Cal.A060)を搭載。定期的な電池交換が不要の光発電「エコ・ドライブ」仕様だ。ケースとバンドの素材は、シチズン独自の表面硬化技術「デュラテクトプラチナ」を加工したチタン、ケースサイズは径40×厚さ12.2mm(設計値)、風防は光の透過率を約99%まで高めたクラリティ・コーティングのデュアル球面サファイアガラス、防水性能は10気圧。
特定店限定モデルのAQ6110-10Lは、シチズン フラッグシップストア、シチズン プレミアムドアーズにて取り扱う。より高精度な年差±1秒というエコ・ドライブムーブメントを搭載している。文字板を正面から見たとき、切分にぴったりと美しく重なる秒針や、クリスタルをモチーフにしたケースのラグなどによって、高い精度を表現した。
ケースの素材はデュラテクトプラチナのチタン、ケースサイズは径37.5×厚さ9mm(設計値)、風防はクラリティ・コーティングのデュアル球面サファイアガラス、バンドの素材はLWG(レザーワーキンググループ)認証のワニ革、防水性能は10気圧。