レノボ・ジャパンは10月5日、折りたたみ式有機ELディスプレイを採用して折りたためる2-in-1ノートPC「ThinkPad X1 Fold」を発表した。10月中旬以降の発売開始を予定しており、直販での最小構成価格は542,300円前後から。

  • 「ThinkPad X1 Fold」

折りたたんで使用できるノートPC製品。2020年に13.3型モデルが登場しており、今回16.3型へと大画面化した新モデルが発表された形。ディスプレイはアスペクト比4:3の有機ELで、解像度は2,560×2,024ドットと極めて高精細。600nitの高輝度でHDR表示に対応し、さらに前モデルより大幅に狭額縁化が図られている点もポイント。本体はMIL-STD-810Hに準拠したテストを複数クリアした高い堅牢性を備え、パフォーマンスと信頼性、使いやすさの両立を実現したとしている。

本体にスタンドを備えており、前モデルよりも自由な角度調節が可能。スタンドやキーボードにはクラレが開発した環境配慮型スウェードを採用し、サステナビリティへの配慮と高い質感を実現。キーボードを半分に折った画面に重ねて置くことで、一般的なクラムシェル型のノートPCのようにも利用できる。

  • ランドスケープモードや

  • ポートレートモードでも利用できる

構成は一部カスタマイズして注文できるCTOに対応しており、主な仕様は以下の通り。

  • OS:Windows 11 Pro / Home
  • プロセッサ:第12世代Intel Core i5 / i7
  • メモリ:最大32GB
  • ストレージ:最大1TB
  • ディスプレイ:16.3型 有機ELディスプレイ(2560×2024ドット) 10点マルチタッチ対応
  • インタフェース:Thunderbolt 4×2、USB 3.2 Gen2 Type-C
  • カメラ:500万画素
  • バッテリー駆動時間:最大約14.65時間
  • 本体サイズ:W276.4×H8.6×D345.7mm
  • 重さ:約1.28kg~(本体のみ)、約1.92kg~(キーボードとスタンド装着時)
  • 最小構成時の価格:542,300円から
  • スタンドの様子