2022年10月1日、山形県山形市にある「フレスポ山形北」(山形県山形市嶋北2丁目5-17)に、「ドスパラフレスポ山形北店」がオープンしました。

フレスポは、大和リースが運営するショッピングモールで、全国107カ所に展開しています。2022年7月30日には「ドスパラフレスポ小田原シティーモール店」がオープンしており、フレスポでのドスパラ出店は2店舗目です。記事では、オープン前日に開催された内覧会とオープン当日の様子をお伝えします。

  • 「ドスパラフレスポ山形北店」は、2022年では9番目の新規オープン店舗。フレスポでは2番目の店舗です

「ドスパラフレスポ山形北店」は、山形県道20号山形羽入線に面しており、車で行く場合は県道174号との交差点(「ダイユーエイト 山形嶋店」と「ドン・キホーテ 山形嶋南店」があります)が目印。北上する場合は中央分離帯があるので、次の交差点で右折すれば駐車場に入れます。ここからドスパラ店舗はすぐ近くです(フレスポ小田原シティーモールの一番北側にあります)。駐車スペースは327台です。

最寄り駅はJR仙山線、山形線の羽前千歳駅ですが、徒歩だと30分ほどかかります。公共交通機関を使う場合は、JR山形駅から山形病院行きのバスに乗り「嶋ショッピングタウン」で降車。山形駅から乗車した場合は、駐車場の向こうにドスパラが見えます。

店舗面積は297平方メートル。2020年以降にオープンしたドスパラ店としては狭い部類に入ります(松山環状枝松店と同じで、より狭いのは鹿児島アクロスプラザ与次郎店と盛岡都南店)。販売アイテム数は約1,600と最近のドスパラ店舗と同じ。結果としてコンパクトにまとめられたレイアウトになっていました。

ここからは、写真を中心に店舗内を紹介します。

  • 「嶋ショッピングタウン」バス停からすぐ先に店舗があります。モールの2ブロックを使用していますが、2020年以降にオープンしたドスパラ店舗としては狭い部類です

  • 「最近の店舗にはフロアガイドがないので、作ってくださ~い」とおねだりしたところ、作ってくれました! ゲーミングデバイスの豊富さだけでなく、ほぼすべてのデバイスが実際に触って体験できるのが魅力です

  • 最近のドスパラ店舗はキャラクターグッズも豊富。これは店舗入って右すぐにあります

  • 店舗右側の壁に沿ってゲーミングペリフェラルが満載。まずキーボード

  • キーボードを体験できるエリアがそのすぐ手前にあります。実際に触れるだけでなく、タイピングソフトが入っているので、入力感・ミス率がわかります

  • 奥にマウス。マウスも体験でき、下に商品在庫が置いてあります。手前の棚にはマウスパッド

  • 一番奥はヘッドセットです。USB、3.5mmアナログ共に視聴できます

  • ヘッドセットの左側の棚にはWeb配信向けのカメラ。奥は配信用機材です

  • 店内入って右の一番奥が最近推している「フィッティングルーム」。キーボード、マウス、マウスパッド、ヘッドセット、コントローラーとゲーミングペリフェラルが一通りそろっており、自由な組み合わせで試すことができます

  • フィッティングルームの中はこんな感じ。半クローズスペースなので没入感も高いエリアです

  • 用意されているヘッドセット、マウス、キーボード

  • キーボードとコントローラー

  • 用意されているマウスパッド。ちなみにパソコンにはフォートナイトのみインストールされていますが、アプリをインストールして自分のアカウントでログインすることも可能です(ただし、ログアウトをお忘れなく!)

  • フィッティングルームの左側が中古。店舗面積の関係かちょっと少なめでした

  • 中古ノートパソコンの裏側が上海問屋を中心としたおもしろグッズ系

  • 店舗手前側にイヤホンや工具類とモバイルアクセサリー

  • その手前が一般ペリフェラルとメディア、各種ケーブル

  • 入口から見える一番手前右が液晶モニタ。動画やテキストプログラミング等各種画像が流れておりシチュエーションによる見え方の違いがよくわかります

  • 店舗中央から左のPCパーツ。手前の左側がCPUクーラーです。純正よりも冷える空冷や簡易水冷まで性能とドレスアップを考えると欲しいパーツ

  • その奥が液晶アーム類とファン、CPUグリス類。画像奥、店舗の左奥がキャッシャーです

  • 一番奥がPCケースと自作用小物パーツ類。最近人気の白いケースが増えています。店舗の一番左奥が修理・買取窓口

  • キャッシャー横に自作パーツ(CPU/メモリ/SSD/HDD/マザー/グラフィックカード/電源)の価格一覧の液晶パネルがあり、下の端末を使って注文します

  • オープン日前日夜から販売解禁となったAMD Ryzen 7000シリーズも販売中。Ryzen 9 7900X/7950Xは在庫していませんでしたが、注文対応で購入可能です

  • 最近のオープニングセールは「全商品ポイント10%還元」として限定品購入による密を避けていますが、実は隠し目玉商品があり、今回は多くのグラフィックスカードが特価になっていました

  • 店舗入ってすぐの一番目立つところがパソコンの展示。今回はRazer製品で固めた展示になっていました

  • その奥側は、ドスパラオリジナルパソコンの展示。入口から見える向きにデスクトップゲーミングパソコンが置いてあります

  • 反対側はノートゲーミングパソコンとクリエイター向けのタブレットお絵かき環境。もちろん、自由に触れます

  • ゲーミングデバイスの左側、入口から見えるところには、GALLERIAのコラボレーションがズラリ

  • 反対側はGALLERIAのベースモデルとクリエイター向けのreytrek、お手頃なサードウェーブノートパソコンが並びます

  • 店舗手前左にはVTuber向けの環境展示があります。大きな店舗では複数の環境展示がありますが、フレスポ山形北店はこれが常設で唯一の展示

  • 店舗入ってすぐ左はキャラバンイベントコーナー(以前はデバイス展と言ってましたが対応が広がったようです)。開店時はdeepcool製品を使った展示が2つありました

元ガチゲーマーな店長。狭く見えるのは広い店舗に慣れたから?

ドスパラの店員はパソコンが好き、ゲームが好きという方が多いのですが、「ドスパラフレスポ山形北店」の山中直人店長は4歳の頃から格闘ゲームをやっており、2018年には大きな大会での優勝経験も持っているガチゲーマーでした。

諸般の理由によりプロゲーマーの道を断念し、ドスパラで働くことを選び、難波店でのアルバイトを経て、「松山環状枝松店」や「横浜駅前店」で接客とパソコンの知識を磨き、今回店長に抜擢されたそう。

以前は1日7~8時間ゲームをプレイしていたそうですが、最近はたしなむ程度のプレイ時間になってしまったとのことですが、パソコン環境やプレイに関して質問するとよい反応が返ってくるかもしれません。

  • これまで多くの店長のコメントを聞いてきましたが「すごく場慣れしている」という印象を受けました。お気に入りのパーツを選んでいただいたところ、deepcoolのCPUクーラーとのことです

2フロア構成とはいえ、「松山環状枝松店」と今回の「フレスポ山形北店」は同じフロア面積ですが、「松山環状枝松店」の取材当時はあまり狭い印象を受けませんでした。それはなぜか考えていたのですが、当時は半導体不足に加え、マイニングブームがあって、グラフィックスカードの供給がひっ迫しており、カード展示の余裕がなかったからなのかもしれません。

ドスパラ新店の時系列でみると、2020年11月の「座間相武台店」が2フロア構成で442平方メートル、2020年12月の「前橋インターアカマル店」が343平方メートル(ただし、先日増床リニューアルオープンしており「面積は倍増(店員談)」)、2021年2月の「松山環状枝松店」が297平方メートル、2021年4月の「盛岡都南店」が264平方メートルと、ドンドンコンパクト化していました。

これが大きく変わったのが2021年8月の「郡山安積店」でしょう。店舗面積717平方メートルで、4つの環境展示を行っており、非常にゆったりとしたレイアウトに驚いた覚えがあります。

その後の「堺七道店」が595平方メートル、「水戸赤塚店」が529平方メートルと、500平方メートルを超える店舗が続いたため、2022年1月の「鹿児島アクロスプラザ与次郎店」の280平方メートルは「狭い」と感じました。

もちろん、従来の店舗では「もっと狭い」店舗が多いのですが、場所を取る環境展示や体験スペースがないので、狭さを感じないのだろうと思います(おそらく総フロア面積が最大なのは「難波店」だと思いますが、正確な数字を教えてもらえません)。

さて、「ドスパラフレスポ山形北店」オープン当日は、本来のオープン時間の2時間前以上から行列ができており、それに応える形で10時にオープンすることになりました。その後しばらくはお客さんが増えませんでしたが、本来の開店時刻となる11時30分ごろから次々と入店しており、オープニングは成功という感じです。15時過ぎにも店舗の様子を確認しましたが、多くの来店者でにぎわっていました。

  • ドスパラフレスポ山形北店のオープン日。お祝いの花が並びます

  • 開店2時間前から人が並びだしています

店長によるオープニング挨拶

  • どのぬいぐるみをおねだりしようかと、かなりじっくり選んでいました

  • 体験型デモも人気です。StreamDeckを実際に触る機会はなかなかないので「どうすればよいか」悩んでいました

  • ゲーミングヘッドセットを選んでいた女性のお客さん。いろいろ試して納得したようでヘッドセットをお買い上げ。ゲーミングキーボードを購入されていた女性の方もいらっしゃったので山形には女性ゲーマーが多いのかも

  • マウスの実体験ソフトはドスパラオリジナルのもので、じっくりと試せます

  • ここ数店で導入されたゲーミング環境と非環境の違いを試せる展示。ゲーミングペリフェラルは値段が高いため、違いを体験して理解するのが購入のきっかけになると思います

  • 体験だけでなく、店員に説明を受けることもできます

  • ゲーミングパソコンの品定め中。左の店員が持っているのは構成シートのようなので、このあたりの製品がよいでしょうとアドバイスをしているのでしょう

  • 新店舗の場合、環境展示の意義をあまり理解されていないこともあり、なかなか遊んでみようというお客さんがいないなか、積極的に遊ぶのはやはりお子さんです。インストールされているフォートナイトにも慣れているようです

  • 店に入ってすぐの環境展示が最もお客さんにとってハードルが高かったようです

  • 今回の観光要素は2つ。山形と一緒に仙台店も来店するため、仙台経由で山形に行くことにしました。仙台といえば伊達政宗ですが、なじみのある銅像は先日の地震で破損して修理中だそうです。ということで瑞鳳殿へ

  • 山形には午前中に到着して多少時間があったので「山寺」の通称で知られる「宝珠山立石寺」へ。1,000段超の石段を登って奥之院まで行ってきました

ドスパラの新店舗として、2022年10月8日に「ドスパラ白山フェアモール松任店」が移転オープン、2022年10月15日には「ドスパラ青森東バイパス店」がオープンします。「ドスパラ白山フェアモール松任店」に移転前の「金沢店」は「富山本郷店」オープン取材の際に来店しており、白山移転でどのようになったのか非常に興味深いところです。